lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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北駅近くの「シェ・ミッシェル」でセットメニュー。

旅行ネタに戻ります。
 
ローマからフランクフルトを経由してやってまいりましたのは、パリです。
空港を一歩出た瞬間にズボンの裾から凍てつく冷気が這い上がってきます。
 
到着は夕方だったので、貴重なパリ時間を有効に使おうと夜の観光も計画していましたが自動車事故の影響で道路が大渋滞・・・。
結局19時を回ってしまったのですが、ここは臨機応変にちょっと計画を変更しまして。
日本でおススメされたお店に行ってみることに。
 
行くかはっきり決めていなかったので場所をしっかり調べておらず、ガイドブックにも載っていないお店。
とりあえずホテルのフロントで聞いてみたところ「そんな店知らないけど、調べておくから後でもう一回来て!」とのこと。
 
こちらのホテル、ネットで口コミを見ると「スタッフがゴツイ黒人ばかりで・・・×。」という意見や「スタッフの黒人が陽気で○♪」という意見が見られ心配はしていましたが、僕の印象は後者でした。
 
フロントに戻るとお店の住所、電話番号、最寄り駅の名前を記したメモを用意してくれていました。
フランス語で何か付け加えてくれましたが分からなかったのでThank you!とその場を立ち去ろうとすると・・・。
 
そばで見ていた日本人女性の方が「日本人ですか?」と声をかけてきました。
その女性はフランス語が出来るようで「とても危ない地域だから気をつけて行きなさいと言われてましたよ。」とのことw
 
まあそんなこんなで夜の街に繰り出しまして、初めての地下鉄でチンピラに助けられたり、ガラの悪い繁華街や裏路地で迷いながらも親切な「怖い人」たちに助けられながら、どうにかこうにか・・・w
 

シェ・ミッシェル。
結局お店に着いたのは20時半過ぎでした・・・w
 
こちらのお店はなんと「カンテサンス」のシェフが最初に修行したお店なのだとか。
予習したところではカンテサンスの料理とは程遠いビストロらしいですが。
 

フランス語、英語のメニューを解読しながら何とか注文を済ませまずはお通しが。
パンとエスカルゴとルイユなのかな?
異国に来た感じがします。
 
フランスに来て楽しみにしていたものの一つは、パン。
どっしりとしたパンはどれも温められていて美味しい。
 
店内はとてもカジュアルで、店員さんたちもデニムだったりラフな服装。
とはいってもサービスは洗練されていて、フレンチの基本は身に染み付いています、といった感じでした。
 
ちなみに4人掛けテーブルで相席したのはハンバーガーの似合いそうな巨漢アメリカ人とHEROに出てきそうな成金風中国人。
ことごとく僕が悩んだ末諦めたメニューを注文していて、美味しそうでしたw
 

前菜にチョイスしたのは蟹のサラダ、ココナッツミルク風味、ギリシャ風野菜添え。
メニュー名の訳がぎこちなくてすみませんw
 
登場からインパクト大w
 

ボリュームたっぷりの蟹身のサラダです。
上に乗った野菜のグリルも旨みたっぷりのジュースが溢れるようで美味しかったです。
あれはアーティーチョークだったのかなー。
 
甲羅の隅までぎっしり詰まっているので結構なボリューム。
見えないところにはハーブが入っていたり、上からあさつきが散らしてあったり飽きが来ない工夫も。
 
さっぱりいただける前菜ではあったのでどうにか完食。
 

メインは仔牛と野菜とクリームのシチュー。
 
右のお皿に移しながら食べろということでしょうか。
取り皿もただ出すのではなくオリーブオイルとあさつきが飾られているのがオシャレです。
 

クリームシチューではなくクリームのシチューとしたのはそんな感じだったからで。
 
ボルシチのような、牛の出汁は効かせつつ野菜の旨みをたっぷりと感じられるやや酸味と甘みのあるシチューにクリームを加えたようなシチューでした。
ビーツも入っていましたし。
 

お肉はこれが4分の1くらい。
ネットで見ていたらここの肉料理は400gくらい使っていたりするらしいのですよね・・・w
 
ホロッホロに崩れる仔牛はナイフとフォークで食べようとすると崩れてしまいました。
スプーンで食べたかったものの、スプーンは取り分け用サイズだったので困りましたw
 
メインはすごいボリュームだったので、隣のアメリカ人は一瞬で片付けたものの満足そうに大きなゲップ、中国人は何度も手を止め苦笑いしながら詰め込むように完食していました。
 

デザートはお店のスペシャリテ、プラリネクリームを詰めたパリブレスト
これも凄いボリューム。
隣の中国人もこれをチョイスしていましたが、ハンバーガー風アメリカ人が「オー!マイガッ。」と呟くほどでしたよw
 

プラリネクリームが練乳を思わせるようなこってりまったり感でとても美味しかったです。
上下の生地も単なるシュー生地とは違ったマフッとした食感、中はもっちりです。
表面はしっかり目に焼いてあるので香ばしさも良いです。
 
散らされているのはアーモンドと麦焦がし的な・・・?
パリブレストの穴の中にもたっぷり入っていました。
 
食べ終えて少し休憩。
そしてお会計をお願いしようと手を上げお金を出すと「ドリンクはいかがしますか?」とのこと。
まああまり長居する気もなかったのでエスプレッソを頼むことに。
 

エスプレッソ。
イタリアで飲んだものより苦みばしっていなくて飲みやすいものでした。
 
で、これは3€取られていたという・・・w
外国って難しいですw
 
34€+3€で37€と、貧乏学生の旅行にしてはややリッチなディナーになってしまいましたが、満足感のある素敵な時間を過ごせました。

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