気になっていたモンブランがそろそろ終わると耳にしたので行ってみることに。
荷物を受け取る用事があったのでその帰りがけに行こうと思ったのですが、この荷物が想像以上に大きく重く。
また別の日に出直そうかと思いましたが、念のためお店に確認の電話をしてみると「本日いっぱいで終了です。」とのこと。
・・・行きますか。
というわけでやってまいりましたのは、目白。
エーグル・ドゥース。
言わずと知れた名店ですね。
店名はフランス語で「酸味」と「甘み」を指すのだとか。
種類豊富なケーキ、なかなか目白まで来ることもないので目移りしながらもお目当てのモンブランを注文。
ショウケースにはサンプルが置かれていて、注文してから仕上げるこだわりタイプです。
「1時間以内にお召し上がりください。」「絞りたてでやわらかいので気をつけてお持ちください。」などと注意を受けます。
お店には小さなイートインコーナーがあるのですが、そちらは写真撮影禁止。
絞りたてをいち早くいただきたいものの、写真は残したいのでテイクアウトに。
会計を済ませてお店を出、当てずっぽうで公園を探し路地に入ります。
ちょうどビルの掃除をなさっていたおばちゃんに、この辺に公園はありますか?と聞くと、「ある。」とのこと。
ザックリ道を教えてくれた後「でも・・・・・蚊が多いかも。」と優しく気遣ってくださいましたよw
本当にザックリな説明だったので行き止まりにぶち当たり引き返そうとすると、自転車で通り過ぎたおばさんが突然急ブレーキ。
「そこ通れるわよ!どこに行きたいの?」とまたも道を教えていただけましたw
いい街です。
そんなこんなで公園に到着。
トルシュー・オー・マロン(530円)。
やや横に大きめなモンブラン。
電話で確認したときもお店で注文したときも「トルシュー・オ-・マロン」と言いましたが「モンブランですね?」と言われました。
絞りたてというマロンペーストはかなりドライでポソポソしています。
クリームよりは和菓子の生菓子に使われる餡に近い感じ。
甘さは極控えてあり、栗の風味を感じるというよりも食感が印象に残ります。
ベースはメレンゲ、内部はクリームシャンティのみです。
外から見ると薄毛に見えましたがマロンペーストも結構厚めに盛られていました。
クリーム・シャンティはやや甘くしてありミルキー。
ポソポソのマロンペーストと口の中で混ざり合います。
メレンゲはしっかりとした大きさ。
これを守るために注文を受けてから仕上げ「1時間」という時間制限まで設けているわけですからね。
期待しちゃいますけど。
サクッと噛み切るとやや粘度のある口触り、指に付いちゃってますけどw
シャリシャリと口の中で溶けて行くメレンゲは、昔懐かしい感じのタイプでした。
「メレンゲ菓子」というともともとはこういうイメージでしたねー。
構成は至ってシンプル。
メレンゲ、クリームシャンティは美味しいものですが、ここだけを取ってわざわざ食べに行くほどではありません。
とにかく魅力は独特のマロンペースト、ドライながらどこかエアリー。
くどすぎない、ある意味日本人向けなのかもしれないこのマロンペーストが人気の秘密なのでしょうねー。
最終日に無事にいただけてよかったです。
イートインで写真撮影できないのが残念でしたが、街の皆さんに助けられながらスムーズに公園に到着できて助かりました。
これはもう街全体がイートインでありましたw
他のケーキもめちゃめちゃ気になったのでまた伺いたいです。