平日の日中自由に行動できるのも今のうちだろうということで、今だから行けるお店に行っておこうシリーズです。
イデミスギノ。
言わずと知れた東京屈指のパティスリー。
銀座・京橋のひっそりとした通りにあるお店の中は常に人でいっぱい、ムーディーな雰囲気はまるで異空間に来てしまったよう。
こちらのお店はイートインもありますが、撮影禁止。
イートイン限定のケーキも魅力的でしたが、ここはテイクアウトでいきましょう。
さすがに平日の開店直後とあってずらーっと並んだケーキは壮観、一つ一つは芸術品のようです。
僕が迷っている間に「全てのケーキを2個ずつ」買っていく猛者もいらっしゃいましたよｗ
店員さんに丁寧に説明していただきながらどうにかこうにかケーキを選び、帰路へ。
ちょっと寄り道しつつ丁寧に持ち帰りましたよー。
シャタン(630円)。
まず目に付くのは得もいわれぬ存在感を放つクリームシャンティ、上に散らされているのは胡椒とシナモンです。
ベースの鋭く攻撃的なタルト生地の中には胡桃のクリームを入れて焼いてあり、バターたっぷりの濃厚なマロンペーストをうねうねと絞り上げてエスプレッソのソースがかけられています。
あくまで「モンブラン食べ比べ」が好きなだけで、特別栗好きというわけではないので栗系のケーキにそこまでこだわりはないのですが、今回はこちらをチョイスしてみました。
至高のマロンペーストとはいかなるものか味わってみたかったのですよね。
にしても、あれだけ持ち歩いて乱れることのないクリーム、見事です。
タルトもズビッと決まっていますね。
フォークを入れるとサクッと割れました・・・ｗ
どんな立て方をしているのでしょう・・・。
ふゎっふゎに軽いのにまるで固形のように密度が濃く、ほんのりとした甘みとしっかりめのコクがあります。
後味にスパイスがピリッと・・・。
マロンクリームは栗感はさほどなく、どっしりとしたバタークリームです。
脂っこさが気になることのない上品にまったりとした舌触りでした。
ベースのタルトが・・・・・美味ーい。
焼き色濃く、ザックザクに焼かれたタルトは、特に端の食感が良すぎます。
胡桃のクリームはどんなものか期待していましたが、言われなければ普通にマロングラッセだと思ってしまいそうな感じでした。
お酒が効いて細かくカットされたものでした。
繊細ながら一つ一つのパーツがどっしりと鎮座するような頑丈さを併せ持っていました。
それぞれで食べても絶品ですが、全体が見事に一体感あるケーキになっています。
2品目はこちらー。
ラルム(630円)。
こちらも独特のフォルムです。
二種類のマロンムースを使ったケーキ。
栗系にしちゃいましたーｗ
モンブランを食べ比べる上で「イデミスギノ」の「2種類のマロンムース」は食べておかなくては、という変な義務感がｗ
下の金のカップが食べるのに邪魔だったので何とかケーキをそーっと救出し、実食です。
ムース1はとても軽いミルクのような風味で、上に配されたチョコレートとの相性がとてもいいです。
ムース2には胡桃か何か他のナッツも入っているのかな？
小さく砕かれているにも係わらず十分な食感でした。
このマロングラッセはネットリ固めの食感。
固ぁーーーーーい液体のような濃厚な食感でした。
個人的に最近あまりムース系のケーキに惹かれないのですが、こちらはとても美味しいムースだと感じたもののやはりあまりはまりませんでしたｗ
栗感はそこまで感じられず、食感やお酒の風味に感動はするもののあまり印象に残らないのですよね。
「美味しいもの食べた」感は半端なかったですけどｗ
そういう意味ではまた食べたくなることはあるかもしれません。
なんといってもシャタンのクリームシャンティとタルトに感激しました。
自分であのクリームシャンティを立てて、あのタルトを焼けるようになったらもうケーキ屋さんに行く必要はないかもしれませんｗ
お値段は張りますし、前評判が良すぎるので賛否両論分かれるお店ではあるようですが、僕は結構好みでした。
万人におすすめできるタイプではなさそうですが、いいものを食べてる自分に酔える人は満足できると思いますよ。
あー酔った酔ったｗ
さてさて今回の記事、書庫は「お菓子」にするべきか「お菓子(モンブラン)」にするべきか・・・ｗ
アンケート的に決めたいので、コメントいただける際にはどちらか一言添えていただけたら幸いですｗ
