lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

【広告】

阪東橋の「酔来軒」で酔来丼他。

横浜のディープなグルメを食べ納めシリーズです。
今回はこちら。
 

酔来軒。
超ディープなグルメ通り、横浜橋商店街すぐ近くにあるこちらのお店。
ブログを始める前から幾度となく目にしてきた「名物メニュー」はもはや食べたことがあるほど見慣れています。
みなさんの感想を聞いても「見たまんまの味、だけどなぜか美味い。」ようです。
 

この日はWBC準決勝の模様がテレビで生中継されていて、店員さんも立ち止まって観ているような状態でした。
 
中華料理屋さんにありがちな雑さは全くなくとてもやわらかく温かい接客でとても居心地のいいお店です。
 
注文は決めてきてあったのでササッと済ませます。
壁に貼られたメニューを一通り眺めていると、実況のアナウンサーの悲痛な叫び声が。
テレビに目を戻すと丁度ホームランを打たれたところでした・・・。
 
店内みんなテレビから食事に集中し始めた頃に僕の料理も登場。
 

酔来丼(ご飯少なめ)(400円)。
やはりこれは外せません。
 
今回は少なめ注文なのでほどほどに見えますが、本来は普通のラーメン丼にガッツリボリュームで400円ですから驚くべきコストパフォーマンスです。
 
「こちら少なめなので、タレは全部入れたら辛くなっちゃうと思うので調整して入れてくださいね!」とこれもとても優しくオペレーションしてくれました。
 

セットで付いてきたスープ。
ありがちな中華スープですが、脂っこさやしょっぱさがきつくなくていいですね。
 

酔来丼はラーメンのトッピングをご飯に乗せたまかないのような丼。
自家製の焼き豚、もやし、メンマ、長ネギ、そして黄身だけ生の目玉焼きが盛り付けられています。
ここに胡麻油たっぷりの辛子醤油を回しかけ、スプーンでグチャグチャに混ぜていきます。
 

こんな感じー♪
 

黄身は生なので、混ぜると卵かけご飯状態に。
卵かけご飯って美味いでしょ、辛子醤油の浸みたご飯って美味いでしょ、ラーメンのトッピングをご飯に乗せたら美味いでしょ、じゃあ全部混ぜて召し上がれ!的な一品。
 
そういう言い方だとただの粗雑なまかない飯ですが、1+1+1が3に留まらず5か10か、計算外の化学変化を起こしています。
 
チャーシューは脂身多目で、一噛み目で脂身から赤身から旨みがギュッと絞られ、二噛み目で噛みきった肉のそこかしこから肉汁が溢れる、絶品です。
メンマやもやしの食感もジャキッジャキッといい感じ♪
 
辛子醤油のパンチの効いた味付けは、黄身が濃厚に絡むことでマイルドに。
「黄身だけで卵かけご飯」なだけでなく、火の通った白身もザクザクスプーンで千切って混ぜ込まれているのも嬉しいですね。
 
一心不乱に掻っ込んでいるともう1つの名物メニューが登場。
 

トマト肉団子(600円)。
 
飯、丼メニューには200円で小ワンタンか小ラーメンを付けることができるのもお得でおすすめなようですが、今回はこちらを優先してみました。
 
「出来立てで熱々なのでゆっくりお召し上がりくださいね。」とのこと。
こ、こ、怖いんですけどw
 

「トマト肉団子」ということでこんな感じに中にミニトマトが入っています。
肉団子はよく練られていてまさに団子!という感じでブニッブニッと弾力があります。
甘酢あんは酸味は控えめでやさしい甘さ、これめちゃめちゃ好みでした。
そこにミニトマトのジュースがプチッと弾けるように飛び出してきて爽やかな酸味を加えます。
 
一つ目はこんな感じにカットしてから食べましたが、二つ目は思い切って口の中で割ってみることに・・・。
フーフーしてはみるものの、冷めるのは表面のみw
甘酢あんにしっかりコーティングされた肉団子、さらにはその内側に秘められた熱々のミニトマトにはそよ風も届いていないことでしょうw
 
思い切ってプチッといってみましたが、案外大丈夫w
やっぱり一口で余さずトマトの汁を受け止めて甘酢あんとミックスするのがベストかと思います。
 
下に敷かれたレタスもあんがよく浸みて激ウマでしたよー。
 
ちなみに食べ切れなかった分はパックに詰めて持たせてくださいました。
この日の夕飯に、トースターで温め直して食べましたが、やっぱり肉団子の食感は若干劣るものの絶品の甘酢あんとトマトのマリアージュは変わることがありません。
外から温め直すのであんと団子は熱々で、トマトはほどほどの温かさなので火傷の心配もありませんし、意外とおすすめですw
 
いやいやさすがの名物酔来丼、美味かったです。
麺を茹でなくていいですし、食べる側も掻っ込めますから、回転もよくなるのかもしれませんね。
しかし人気店ながら奢ることのない丁寧な接客、値段も上げることなく続ける心意気。
素晴らしいお店だと思います。
 
わざわざ行くタイプのお店、料理ではありませんが、わざわざ行ってみる価値がありました。
「ありがとうございましたー♪」の笑顔もとても気持ちよかったです。

【広告】