lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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田町の「minobi」でアユのテリーヌ他。

山中湖でバーベキューを楽しんだわけですが、日曜は帰宅するや否や出発してディナーは田町のminobiへ。
強行スケジュールではありますが、6月のメニューで気になるものがあったのですよね。
 
ディナーでの利用は初めて。
ランチとはまた違った大人な落ち着いた雰囲気があります。
油断しているとKさんが飛びかかってきますけどw
 

まずはグリーンピースの冷製ポタージュ。
こちらのスープはいつも外れないですが、これもグリーンピースの風味が濃厚で美味しかったです。
 

ジンジャーエールをサービスしていただいちゃいました。
細長いグラスがスタイリッシュです。
 
 

いつものパン。
これも外はカリッサクッと、中はもっちり、いいですねー。
 

和歌山県産鮎のテリーヌ。
この日はこれをいただきたいがために訪問しました。
 
鮎を丸ごとぐずぐずに煮込んで裏ごししているというこちらのテリーヌは、鮎の旨みだけでなく苦みまでも、風味の魅力を余すところなく備えています。
 
赤ワインやフォアグラも使われているそうで、高貴な香りやクリーミーで濃厚な口当たりも素晴らしいです。
 
まあ何といっても後味に残る鮎の苦みがなんとも滋味深いです。
6月中にまた食べに行きたいくらいです。
 

メインは鮮魚のポワレ ざく切りトマトとシェリービネガーのソース。
僕仕様の野菜モリモリで肝心の魚が見えませんけどねw
 
この日の魚はスズキとのチョイスでしたが、イトヨリダイにしました。
 

イトヨリダイはスズキに比べると皮が薄く、あのザクザク感には勝てませんが、程よくパリッとした皮目にとろりと脂の層が付いていて、こちらもしっかり美味しいです。
身もふっくら仕上がっていて、しっかりとした塩気でパンチの強い仕上がりになっています。
 
ソースは下に敷いてあり、バジルの香りとざく切りトマトの甘みと酸味、アクセントに混ぜられたカシスの実の酸味もシェフ曰く「別次元の酸味を味わえる」仕掛けになっています。
 

デザートはまずこちら、トマトのゼリーに梅のシャーベット、大葉を添えて。
合わせて食べるとオレンジのような味わいになるのだとか。
 
まずはそれぞれ単体で味わってみようと、トマトのゼリーを口にすると、やや塩気が効いていてデザートではありえない味。
 
梅のジェラートはパンチの強い梅感で甘みもしっかりしています。
 
いざ同時に口にしてみると・・・、あら不思議。
本当に柑橘系のようなさっぱりとした爽やかな香りに変化します。
トマトのゼリーの青臭さは大葉の香りが消してくれている感じ。
 
シェフに聞いてみると、前菜で使っていたトマトのゼリーをデザートに応用できないか研究した末作り出したのだとか。
冒険メニューではありますが、とても美味しく、そして楽しかったです。
 

メインのデザートはこちら、レーズンサンド。
 
新しい調理スタッフのKさんのレシピだということです。
・・・、そういえばこちらのお店はオーナーもシェフもKさんですねーw
 

一番下は塩味のクッキー生地、クリームチーズのムースを引いた上にレーズンを乗せ、パイ生地、クリームチーズのムース、パイ生地と挟み込んだ一品。
 
クリームチーズのムースの主張が強いので、レーズンサンドというよりレアチーズケーキを食べているような印象。
レーズンサンド感はあまり感じられず残念でした。
 
生姜のジェラートは、生姜の風味は控えめでミルク感がしっかりしている感じ。
 
やっぱり作り手が変わったということでデザートの雰囲気も違って感じられました。
クランブルの食感さえ違うように感じましたよ・・・w
 
「男前フレンチデセール」な感じでした。
 

お茶菓子は胡麻とチョコレートのマーブルパウンドケーキ。
しっとりしたチョコレート部分の食感が絶妙。
 
シェフにそれを伝えると「欲張ってチョコ入れすぎたかも。」とのことw
色々試していて今は毎日仕上がりが違うのだそうです。
 
以前にも増してチャレンジャー精神を持って取り組まれているように感じました。
 

「『自家製の』お茶菓子です。」と出された一品。
いやいやいやいや、博多のアレに似てますねw
 
オーナーが「ね、シェフ?」と振るとシェフもまんざらでもないようで「そのまま出すのではなくて常温に戻してから出すことで非常にしっとりした仕上がりに・・・」と乗っかってきましたw
 
非常にしっとりして美味しかったですw
 

最後にカモミールティーを。
大分ゆったりと過ごしてしまいました。
 
やっぱり慣れたお店は落ち着けていいですね。
いい夜でした。

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