お次はランチのお店へ。
八丁堀にあるフレンチのお店がずっと気になっていたのですが、いつも予約満席でフラれこの日が4回目のトライ。
平日ランチの開店アタックだったので入れましたが、僕の後1組が入ると後は予約で満席のようでした。
シックプッテートル。
なんとも覚えにくい店名です。
店内は大人な雰囲気の食堂といった感じで、キラキラした照明もムーディでした。
サービスはきめ細かく丁寧。
距離の近いタイミングと、距離を置くタイミングのバランス感覚が絶妙でした。
写真を撮ってもいいか伺うと「綺麗に撮っていただけるなら♪」というお返事でした。
他のお客さんとも同じ件があったので、持ちネタのようです(笑)。
ちなみに水を注ぎ足すペースが半端無かったです。
お腹がたぷんたぷんになります。
平日ランチはスープ、サラダ、メイン、カフェ(1800円)のプリフィクス1コースのようでした。
かぼちゃのポタージュ。
かぼちゃの食感が残らないクリーミーなタイプでした。
上にかぼちゃの種とトリュフオイルがトッピングされています。
気品あるガーリックのようなトリュフオイルの香りがとてもいいです。
かぼちゃの種の食感もカリッと抜かりなく。
キャンバス地のバッグに入れられてくるバゲット。
クラストはカリッと軽く、クラムはもっちり。
お料理に合わせると5割り増しタイプのパンです。
サラダ。
見た目に鮮やか、とんでもボリューム。
一口にサラダといっても、こだわりにこだわり抜いたサラダです。
こーんな器にもっさりと盛られて出てきました。
軽井沢と増子から直送されるという野菜。
強い糖度を感じますが、自然な甘みで全くいやらしさがありません。
特に右手前の「みどりちゃん」という代物。
見た目のインパクトすら霞む華やかな味わいでした。
増子からのシャドークイーンという紫じゃが芋はチップスにして食感のアクセント。
ほっくほくのミニじゃが、ふわっふわの葉物、クルトン、マッシュルーム。
何一つ手を抜かない素材の数々。
超美味いです。
削りたてのパルミジャーノレジャーノと黒トリュフを刻んだものもたっぷりかかっていて、わりとオイリーなドレッシングもしっかり仕事をしているのが伝わってきましたが、むしろ素材のみで味わいたいほどです。
こちら、平日ランチでしかお目にかかれないので、ご注意をー。
随所にセンスが感じられます。
お皿の上に描くだけでなく、机の上全体を1つの作品に作り上げているような感覚です。
ウッドボードとトートバッグをベースに、オシャレな器に盛り付けられた料理が真ん中を飾っていきます。
んー、いいですねー。
メインは魚をチョイス。
鱈のソテー、ムールマリニエール仕立て。
貝を食べるようにフィンガーボウルと殻入れも出てきます。
その器も可愛いですね。
チャウダー系のスープ仕立てのソース。
貝の出汁ににんにくとバターの強く濃厚な香りと旨みです。
「鱈を崩して召し上がって下さい。」とのことで、全体をスープ的にいただく感じですね。
メインはお肉料理も魅力的でしたが、メインそのものよりソースにこだわりが感じられる気がしました。
食後のドリンクはコーヒー、小菓子としてココナッツのクッキーをいただけます。
最初から最後までゆったりとリラックスしていただくことができました。
どの料理もしっかり記憶に残る味わいで、コシの強いフレンチに感じました。
なんといっても魅力はサラダ。
平日にまた伺いたいです。