新規開拓の次は間違いのない老舗へ。
地図が示す場所には着いたものの・・・。
右手前にある喫茶っぽい黒板メニューがそれなのですが、看板がないのでちょっと困りました。
恐る恐る進むと・・・。
あ、ありました。
「珈琲家」。
リーズナブルにレトロでボリューミーなホットケーキをいただける老舗です。
平日のみの営業なのでハードルが高かったのですが、やっと行けました。
近所で働いていそうな男性2人はスポーツ新聞を読んだりタバコを吸ったり。
他女性おひとり様と子連れのお若いママさん2人組は見るからにホットケーキ目当て。
調理は若い男性がおひとりで行われていて、先代っぽい男性が全体を見渡しながらフロアを受け持ちます。
黒板等ではひたすら「ビーフシチュー」を勧めてあったり、コーヒーのラインナップが豊富な辺りから見ると恐らくお店的にはそれほどホットケーキメインだと思われたくないのかと。
ホットケーキ単品でも大丈夫ですか、と尋ねると快く受けてくださったので僕の誤解かもしれませんけど。
2,30分待つ旨表記がありましたが、確かにとても待ちました。
入店時先客の女性が注文されたホットケーキがちょうど運ばれるところでしたが、ボリュームに苦戦されたようで僕が注文して2,30分待っている間もまだ食べ切れずにいらっしゃいました。
すごい不安になるんですけど(笑)。
シロップの容器や砂糖壺のスプーンなんか老舗らしくないほどおしゃれです。
ようやく登場。
ホットケーキ(300円)。
写真の色味が悪いですね・・・。
凄い厚みです。
300円ではありえない大きさです。
2枚だと500円でさらにお得。
まあ食べ切れなかったらお得ではないので僕は1枚にしておきましたけど(笑)。
ナイフを入れるとカリッとクリスピーな表面とムチムチ詰まった生地がサクッと歯切れよく切れます。
よく膨らんでいるというよりはむぎゅむぎゅ詰まった生地が大量に使われているようです。
甘さはほんのりで控え目。
シロップは緩いですが厚みのある生地がしっかり受け止めてくれるので多めにかけて浸みこませていただくことができます。
冷めてもカリッとした表面の食感が残っているのが秀逸。
最初の印象とは変わってくるものの、それほど悪い食感にならないのがいいですね。
家庭で作るホットケーキの延長線上ではありますが、子供の頃「大きいの食べたーい♪」と思ったときに思い描いていたようなホットケーキだと思います。
そういう夢のような、ちょっとウキウキするホットケーキでした。