先週11月23日は勤労感謝の日、祝日でした。
というわけで築地は水曜営業日よりも珍しい土曜休市日。
お休みのお店が多いという話ですが、いざ築地へ。
あら、意外ともんぜき通りは営業されているお店もありますね。
6時前のこの時間は開いているお店が限られているため、開いているラーメン屋さんなんかは行列ができていました。
きつねやさんも営業準備をされていましたね。
とはいっても休市日は休市日。
開いている門もあれば開いていない門も。
開いている門から入りました(当たり前)。
場内はほぼ全店閉まっていました。
ある程度は予想していましたが、少しくらい開いているお店もあるかと思ったんだけどな・・・。
とはいってもちゃんと事前情報は得て来ています。
「高はし」さんは営業されるのだそう。
常連さん限定なのかなーという不安も抱きつつ6時頃から1時間ほど並びました。
シャッターが開くと例によって店内は満席。
若旦那さんが積極的にこの日の営業を宣伝されていた効果でしょうか、いつにも増して常連さんの出席率がよかったようです。
というわけで1時間ほど並んでやっと入店。
刺身盛り合わせ(1000円)、ぶりかまの塩焼き(2000円)を注文。
ぶりかまは本来煮付けがメニューに用意されていますが、若旦那さんにお願いして出していただきました。
僕の注文でぶりかまはヤマ。
ラッキーでした。
まずは刺身の盛り合わせが。
こちらのお店の刺身は築地らしいボリューム感も漂わせながら美しい切り立てがとっても魅力的。
ずっと気になっていたのですが、いざ目の前にするともうメロメロです。
すーっと融ける脂から溢れる仄かな酸味と抜群の旨み。
キリッと角の立った鰤はコリッコリッと歯応えが心地よいです。
脂乗りはややあっさりな気もしますが、時期的な問題か部位的な問題かは分かりませんが、食感と締まった旨みで味わう鰤。
今まで食べてきた鰤とは別物のような魅力を持った一品でした。
そーしーて、メインです。
ぶりかまの塩焼き。
「焦げた味がしますが大丈夫ですか?」と事前に確認されました。
元々しっかり脂を落として皮目をこんがり焼きつけるのが特徴のこちらの焼き魚ですから、これだけの厚みがあって脂の乗ったぶりかまとなるとこうなるのですね。
ちなみにこちら、特大サイズのぶりかまを半分にカットして重ねて提供されているので、写真では伝わりにくい爆発的ボリュームです。
確かにこんっがり。
塩を吹いています。
ぶりかまとは思えない身の締まり、塩と焼きで旨みを底という底から引き出しています。
表面積が大きい分炭火の香りもたっぷり味わうことができます。
脂がしっかり落ちているためか、ぶりやぶりかまとしての魅力は物足りないかもしれません。
なので「ぶりかまを食べたい!」という人には煮付けの方がいいと思います。
炭火の香り大好き=高はしの焼き魚大好きな僕としてはその魅力をこれでもかというほど味わえたので、わりとアリでしたけど(笑)。
ただ、煮付けの方もいただきたくなったのも事実。
いやいや、こちらも通ってしまいますね。
退店時には「大丈夫でしたか?」「焦げた味がしたでしょう?」とお気遣い(?)いただきまして。
常連さんが多くてなかなか若旦那さんとお話しする機会はありませんが、色々料理のことを聞いてみたいです。