ランチは再び築地へ。
場外なんかは意外と開いているお店がありそうでしたので。
いくつか候補はありましたが、悩んだ挙句こちらへ。
いつも拝見しているブログでよく紹介されていて気になっていたのですよね。
つきじ芳野「吉弥」。
一度訪問したことのあるあなご専門店「芳野」の2号店です。
お店の前に一組待っていらっしゃいましたので、その後ろに。
15分ほどしてその方たちは席に案内されましたが、その後何組もお店から出てきてもなかなか呼ばれず結局30分くらい待ちました。
単に気づかれていなかっただけのようで(笑)
1階はカウンターですが、案内されたのは2階のテーブル席。
お盆とセルフのお茶が用意されます。
突き出し的に出されたサービスの小鉢は茹蛸のマリネ。
お店の佇まいからするとかなり意表を突かれる洋風のスタート。
まあこの後30分以上待つことになったのでこれ一品では寂しかったですけど(笑)
名物?の穴子の箸置き。
オープンから半年経ったためかちょっと剥げてきていますが、おかげで目がクリッとした感じに。
暇を持て余したことが伝わるでしょうか。
ばか天(980円)。
ランチ特別メニューの一本揚げの穴子とお野菜の天重。
「一本揚げの穴子」とお野菜の天重。
一本揚げ?
・・・思わずメニューと天重を行ったり来たりしましたが、言われてみたら一本揚げは一本揚げですね。
どーんと一本揚げのまま出てくるのを期待していましたが、食べやすいサイズにカットされて盛られていました。
以前は一本のまま乗っていたようですが、変更になったそう。
確かに食べやすいサイズで、一口に頬張るとザクッザクッとスナック菓子のようなクリスピーな食感を味わえます。
かぼちゃ、茄子など野菜天の中から何やらオレンジ色の天ぷらが。
隣のテーブルでもばか天を食べている親子がいらっしゃって「にんじん?」「海老じゃない?」「蟹だ!!」と大盛り上がり。
店員さんの「カニカマです。」のネタバラシが妙に寂しかったです(笑)
カニカマの天ぷらって結構面白いですけど、築地という場所が場所だけに肩透かしに感じられてしまいそうなのがもったいないですね。
タレをくぐらせているのではなく、かけてあるだけでしょうか。
衣の食感がしっかり残っていて、こちらの天ぷらはこれもアリだと思います。
お昼の白焼き(1000円)。
香ばしい!
白身魚の上品な風味は鯛のよう、香ばしさを纏って穴子の風味を他にないほど引き出しています。
あなご専門店の仕入れの利を見事に生かした印象で、穴子の質の良さを感じることができました。
とても肉厚でした。
柚子胡椒がめちゃめちゃ合っていましたよー。
ちょ得(300円)。
朝、フォーシーズンで「吉弥は刺身が意外に美味いんだよね。」という話を漏れ聞いたのでこちらも。
確かにかなり上質。
心地よいさっぱりとした酸味を残しつつ融けていきます。
300円でこの質のマグロをいただけるのは破格ですね。
お味噌汁はなめこでした。
接客に多少ミスがあったり抜けているところはチラチラ見受けられましたが、店長はじめそのフォローがちゃんとしていて好印象のお店でした。
穴子やお刺身の質がとにかく素晴らしく、仕入れの良さが売りだと感じました。
次回はその辺りを意識して注文したいと思います。