結構しっかりめに散歩した後再びのルーエプラッツ・ツオップへ。
この日はランチでクリスマス特別メニュー(3500円)をいただこうと予約してあったのですよね。
「お待ちしておりましたー。」とお出迎え(笑)。
カウンター奥の席へ。
まずはホットレモンを。
レモンジャムをお湯で溶いたような感じで、甘さは控えめ。
温まります。
前菜のキノコのテリーヌ、十勝マッシュを添えて。
十勝マッシュのバターソテーもキノコの風味が濃厚です。
コリッとした食感でキノコらしからぬジューシーさ。
5種のキノコを使っていたのかな。
甘みがあります。
パイ生地はパサつき気味。
香ばしいと言えば香ばしいですけど。
ここでパンの盛り合わせが。
コルンバイザーはお初だったと思いますが、バリッとしたクラストともっちもちのクラムが独特で美味しかったです。
Zopf特製ブイヤベース。
想像していたのより本格的なのが出てきました。
とても香り高いです。
ムール貝、浅利、真鯛、オマール海老は半身とかなり豪勢。
貝は程よくぷっくり膨らんだベストな火の通り具合、真鯛もふっくらふんわりです。
かなりボリュームがありました。
でも止まらない美味しさでしたよ。
ルイユもちゃんと添えられていました。
ブイヤベースに加えると酸味でさっぱりしつつもクリーミーさが加わってガラッと味わいが変わりました。
といってもブイヤベース自体飽きの来ない絶品だったので、特に味を変える必要もなく(笑)。
パンに付けても美味しいということだったのでむしろそっちメインで使いました。
ブイヤベースはあくまでも「魚料理」扱い。
メインが登場します。
牛ヒレ肉のカフェ・ド・パリ。
タイムやマスタードなど様々なハーブやスパイスとマジョラムというお酒を使って仕上げた甘めのバターソース。
サラダとベイクドポテト、トマトが添えられていました。
牛ヒレ肉は小振りながら厚みがあります。
お肉はかなりレア。
これは焼き加減とかのレベルではない感じでちょっと微妙。
肉の旨みもあまりなくソースメインの味でいただく感じでした。
ソースは溶かしバターに風味が付いたようなもので、脂身の少ないヒレ肉との相性がいいといえばいいものの、結局かなりヘビーでした。
ブイヤベースがとても美味しかっただけにちょっと残念でした。
デザートはフローズンギモーブ。
スポンジ生地の上にギモーブのアイス。
程よく解凍されています。
ナッツやドライフルーツがたっぷり入ったセミフレッド風ですが、不思議としっかりギモーブらしい舌触り。
お皿に敷かれたソースはとても可愛らしいですが、舐めてかかると痛い目にあう激甘。
練乳っぽいベースにストロベリーソースでハートマーク。
苺練乳っぽい組み合わせで間違いない王道の相性の良さですが、甘いです。
ドリンクはコーヒー・紅茶、エスプレッソから選択できるはずですが、なぜかスッとコーヒーが出てきました。
コーヒーでお願いしようとしていたのでいいのですけど。
読まれていた?(笑)
調理、盛り付けは丁寧で、やや提供に時間がかかった印象もありましたが、逆に言えばゆったり過ごすことができました。
「パンを美味しく食べる料理」というスタンスが感じられるコースでした。
美味しかったです。