ツオップから歩いて新松戸駅へ。
途中の坂道で犬の散歩中の奥様とすれ違ったときの話。
凍結した路面に苦戦してジタバタするワンちゃんに引っ張られて奥様は倒れないようにするので精いっぱい、立ち尽くしておられます。
「危ないわねー。」と話しかけられて一言二言会話していたら、油断したところをワンちゃんにふくらはぎに思い切り噛みつかれました(笑)
まあそれはいいとしまして。
PAO。
1995年オープン、天然酵母や素材などこだわったパン作りをするお店のようで、パン教室や講座も開くような地域に根付いたお店のようです。
ツオップと比較的近い立地ながら高い評価を維持し続ける実力店のようで僕もずっと気になっていましたが、日曜定休なので伺う機会がありませんでした。
今回は火曜の祝日だったので念願の初訪問が叶いました。
店内に入ると作業中の女性がお二人。
ショーケースはスカスカでしたが「今どんどん出ます。」ということなので待ちましょう。
「試食でどうぞ。」と渡されました。
焼きたてっぽいです。
玄米たっぷりの玄米食パン。
とてもモチモチ。
実はショーケースの上にあったこちらのパンがとても美味しそうで気になったのですが、1斤からだったのであきらめていたのですよね。
ラッキーでした。
パンがとてもお好きなのが伝わってくる奥様に色々パンの話を伺っていたら「パン好きのお兄さんにはこれも!」と、さらに、
こちらも試食で。
ライ麦パンも数えきれない種類用意があってそれぞれ何%配合、と教えてくださいましたが、こちらは余った生地で適当に焼いたものだそうで%はよく分からないそうです(笑)
結構酸味がありますね。
クロワッサン(168円)。
カタツムリ型です。
カタツムリの胴体の部分はしっかり火が入ってかなりドライにザクザク、やや焼けたバターの酸味を感じます。
殻の部分はもっちりもっちり。
バターをたっぷり蓄えた湿潤な生地です。
あんぱん(160円)。
見た目は「フランスあんぱん」という感じですが、案外ソフトな生地です。
小豆の風味のよさは特筆もの。
こちらもまた何だか酸味を感じるなー。
小豆の味と不思議な相性です。
モッツァレラ(390円)。
値段は高めですがかなり大きなパンです。
こちらも見た目よりかなりソフト。
中はモッツァレラチーズがたっぷり、もちもちの生地と食感がよく合います。
チーズ好きにはたまりません。
こちらは前日のパン(315円)。
このお店のパンなら「前日のもの」でも美味しそうな気がしたので試しに。
クルミとレーズンがぎっしりです。
ガリッと香ばしいクラスト、むちむちのクラム、レーズンとくるみも風味が立っています。
トーストしても酸味がさらに跳ね上がって美味しかったですよー♪
クリームパン(168円)。
3回目の「見た目よりソフトな生地」でクリームを挟んだもの。
旨みのある生地とこちらも香りいいクリームは他にない組み合わせですが、僕は普通のクリームパンの方が好きです。
富ヶ谷のルヴァンをも思わせるようなオーラのある大型のパンを量り売りで売っていたりします。
やっぱり大きく焼いた方が香り高く食感よく焼けますからね。
とてもいい香りのするお店でしたよ。
「12時くらいに来てくれたらもっとかっこよくずらーっとパンが並ぶのよ。」と奥様。
また来てみたいですね。
パンを掘り下げて味わいたい方はぜひ行かれてみるといいと思います。