lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「寿司大」でお好み④。

うーん、記事に出来ている分の倍近くネタがありますがボツにいたしまして。
出来るだけ印象の強いうちに記事に残しておきたいネタを先に。
 
2月15日(土)、前日から降り続いている雪で外は大変なことに。
歩くのも時間がかかりそうですし、2時半に家を出ました・・・が1時間歩いてもいつもの半分も進みません・・・。
諦めて結局3キロほど歩いて松原団地駅から電車に乗ってしまいました。
 
築地に着いたのは6時15分頃。
こういうひどい天気の日は行列が短いのでは・・・
と最近はみんなが思って普通に行列する寿司大・・・
と逆にみんなが悟って空いているのでは・・・
とチラッと気にしてみましたが30人は並んでいますね(笑)
 
さーっと通り過ぎて米花へ・・・臨時休業!!(゜口゜)ガーン
常連さんには前日の夜にメールが行ったりもしていたみたいですが、僕はジローさんと連絡先の交換はしていませんしね・・・。
うーん、早く常連になりたーい!
 
このときもうひとつ悲しい事実が発覚したのですが、その話は最後に。
 
隣の高はしはまだ開店前、その隣のやじ満は休業、その隣のかとうも閉まっています(かとうはこの後一時開けたそうですが、11時前には閉めていました)。
やや立ち尽くしましたが、悩んでいても仕方ありません。
これはもう「並べ」ということでしょう(笑)
 
というわけで寿司大の列に並びましたよ。
寒い・・・とにかく寒い。
普通のスニーカーで歩いてきたのでびちゃびちゃの靴の中の足の感覚はほとんどなくなりました。
そろそろ限界!というところで行列を捌くお姉さんが人数を確認していきます。
「お姉さんたち2名さーん、お兄さんが2名さーん、ショウさーん、お姉さんが・・・」
ショウさん?!
振り返ると昌さんがいらっしゃいました(笑)
フォーシーズンでは何度かご一緒していますが、畏れ多くてあまりお話しできずいつももどかしい思いをしていたのですよね。
どんなに僕との会話がつまらなくても逃げるわけにはいかない状況ですし、こんな機会二度とありませんからここぞとばかりに色々なお話を聞かせていただきました(笑)
寿司大のノドグロのブランドなんか教えていただいて、期待は膨らむばかりでしたよ。
 
そしてひとと一緒だと行列もあっという間。
一足先にお店の中へ入ります。
結局2時間ちょっと並びましたね。
 
「今日も歩いてきた?」
今日は3キロくらいで諦めて電車に乗っちゃいました。
「今日はさすがに無理だよねー。」
 

 
お茶!アラ汁!
もうこの日はこの2つが1番のヒットだったかもと思うくらい沁みましたよ(笑)
 
この日もお好みでお願いしました。
 

まずは子持ちやりいか煮。
やわい弾力のいかの中にとろりとクリーミーな真子。
甘辛のタレと胡麻がかかっています。
 
ちなみに「一本丸々は多いかな?半分でも大丈夫?」と聞かれたので、半分で大丈夫です、とお願いしました。
「大丈夫ね、オーケー!」と言われましたが一本丸々で出てきましたね(笑)
「大丈夫」違いだったようです。
いやでも一本全部食べると、どのカットも食感が違っていて楽しみはまさしく倍増でしたよ。
 
少し時間を取るメニューだったので、これが出てくる頃には昌さんもご入店。
 

この日はここで玉子焼き。
こちらも熱々なのがこの日はたまりません。
 

2品目は白子。
焼き?炙り?
ちょっと粘度(粘着度?)が増して、味はかなり濃厚にマイルド。
そのままだとややしつこすぎるほどにマイルドなので、塩でちょっとアクセント。
すだちでさっぱりさせるのもばっちりでした。
 
「お兄さん方向性変えた?」と注文内容の呑兵衛っぽさをいじられました(笑)
 
ではここからは握ってもらいます。
 

めじ。
子供の本マグロ。
マグロと違って薄い皮が食べられるのも魅力の一つ、炙っていただきます。
 
まさに「トロリ」と融ける脂乗りは大人マグロの中トロなんかと遜色ありませんが、後味は明らかにあっさり。
スタートに持って来いの一環でした。
 

次は車海老。
生もありますが「味が濃いのがいいなら断然茹でたやつ!」とのことだったのでこちらに。
 
寿司大でまだ海老をいただいたことがなかったので食べてみたかったのですよね。
 
コリコリにも近いぷりぷり感の身。
食感が楽しくて噛んでいるとどんどん甘い、海老の甘さがどんどん出てきます。
 
ここで隣のお二人様がお会計。
昌さんとの間がぽっかりと空きました。
 
「メジ食べた?」
いただきました!とろけました!
などと一言二言お話ししているとカウンターの中がちょっと不思議そう。
「友達だから。」と昌さんが言うとカウンター内は完全に冗談と受け止めていました(笑)
 
そんなこんなでお隣に移動させていただきましたよー。
 

〆鯖。
この日の鯖は美味しかったー。
 
鯖は皮目も好物なのですが、この日は身の脂乗りが最高だったので皮目少なめのこの切り方がよかったですねー。
 
あー、思い出してきた・・・。
 

こちらは昌さんがご注文の「中巻き」。
ひとつ味見させていただいちゃいましたよ。
 
コリコリシャキシャキ、食感がとても楽しいです。
こんな食材の用意もあるのが驚きです。
 

カマス。
昌さんが一品目におすすめされていたネタ。
「美味しかったよ。」と勧めてくださったので僕もいただくことに。
勧められるがまま湯引きで。
塩かポン酢か聞かれたので、塩に。
 
「皮が美味しいんだよ。」の言葉通り、ザラリと妖艶な舌触り。
厚みのある薄ピンクの身はもっちりして味わいはとてもあっさりした旨み。
 
あー、これも思い出してきた・・・。
 

白海老。
寿司大のおまかせコースでは定番の一品ですが、いつもお好みでお願いしているので初めていただきました。
生の海老はまた甘いですねー。
ネットリとプリプリ、ややプリプリ寄りです。
 
この日は以上。
寿司大は結構リーズナブルなイメージもありましたが、この日はつまみ2品と握り5貫で旬魚おまかせコースの値段を越えてしまいました。
ちょっと考えもなくいいネタを頼みすぎましたかね。
しかしこの日はひとっつもハズレがありませんでした。
「魚がない」と言いながらこれだけのネタを用意する・・・、すごいお店だと思います。
 
ところで、先に申し上げた「悲しい事実」の話ですが。
米花の臨時休業の張り紙を写真に収めようとしたところ、ウィーンと伸びたレンズがキューンと戻ったのですよね。
あれ?ともう一度ウィーン・・・キューン・・・!
「電池の容量がなくなりました。」
前日に充電器のコードにつないだのは覚えているのですが、コンセントにつながっていなかったのかもしれません(笑)
というわけでこの日はスマホで撮影しましたが、違和感はありましたでしょうか。
 
いやいや何にせよ、雪の中歩いて寒さに耐えて並んだ甲斐がありました。
これだからどんなに並んでも行きたくなるのですよね。
そしてこの日はさらなる幸運・・・、昌さんご一緒していただきありがとうございました!
また色んなお話を聞かせてください♪

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