新橋から代官山まで電車で、、、乗り継ぎはどんな感じでしょう。
スマホで検索したのですが、間違えて「徒歩」で調べてしまいました。
といっても6キロちょっとですか・・・というわけで結局歩いていくことに。
(よく考えたら検索したのは新橋からですが、歩いたのは築地からなのでもう少しありますね。)
空と麦と。
今年2014年1月にオープン。
恵比寿駅と代官山駅の間にありました。
久しぶりに天気のいい土曜日でしたが、何だか「今日も冷たい雨が降」りそうな店名ですね。
見るからに自然な素材にこだわったパンが並びます。
クロワッサン(230円)。
焼き色は濃いめ、しっかりめの層がみっちり綺麗に重なっています。
買ったときは気づきませんでしたが、袋の口を開きかけた瞬間からバターがとても香りよいです。
やっぱり見た目通りのしっかり焼き、というか見た目以上にしっかり焼いてあってドライな舌触りです。
表面はザクザクバリバリ砕けますが、ひとつひとつの破片が口の中でいつまでもザクザクバリバリ言い続ける力強さ。
瑞々しさはありませんが、バターは強く香ります。
さらに小麦の香りがいいのも光ります。
好みとはちょっと違いましたけど、美味しいクロワッサンでした。
ベリーパン(380円)。
ブルーベリー、グランベリー、サワーチェリーの3種のベリーがたっぷり入ったパン。
結構大きなパンです。
割ってみるととても鮮やか。
白い生地の部分も残っているので、あくまでも白い生地にベリーを混ぜ込んでそこから浸み出した色なのだと思います。
かなり水分の多い生地で、強いモチモチ感。
団子状になっていて、跳ね返してくるような感覚はないので「弾力」とは言えなさそう。
グランベリーやサワーチェリーというものの味がよく分からないのですが、なんとなく甘く煮た紫蘇っぽい爽やかな風味がとてもよかったです。
同じ形のパンでノアカンパーニュ(420円)というのも食べましたが、そちらはライ麦も使った酸味のある生地で、舌にザラリとした感覚の残るものでした。
「ぎっしり入っている」と書かれていたわりにくるみの量は普通。
少なくはありませんが「ぎっしり」と書かれて期待していただけにちょっと物足りない気持ちになります。
小振りに砕かれていたものの、よくローストされて香ばしいくるみでしたけどね。
この2種類のパンについて言うと、どちらも第一印象は正直良くありませんでした。
でも食べているうちにクセになる感じ。
じわじわと魅力に憑りつかれていきました。
理由ははっきりとは分かりませんけど、それがこのお店の小麦の味の良さなのかもしれないです。
いいパンですよ。
ほくと丸(150円)。
北杜市産の小麦とふすまで作ったシンプルなお食事パン。
見た目よりソフトでふーんわり優しい食感と甘さの素朴なパンでした。
黒豆パン(250円)。
見た目以上にずっしりと重みがあります。
生地はかぼちゃを練りこんだもので黄色みがかっています。
小豆のような大きさの黒豆は丹波産だそうです。
もぎゅっと詰まった生地は、素人が失敗してお団子のようになったパンのような食感。
でも美味しい(笑)
せっかく素材にこだわっているわりにしっかり甘くしてあるのがもったいない気がしましたが、食事パンではなく菓子パンとして作られているのかもしれません。
パンの種類はあまり多くなく、まだ不慣れな感じの店員さんもいらっしゃるのでまだ洗練された感じはありませんが、こういうこだわったお店が進化していくと思うと楽しみでなりません。