中華街方面へ、とはいってもみなさんの食い倒れツアーに参加させていただくわけではなく。
久しぶりに兄が横浜に帰省するということで、一緒に横浜スタジアムへ野球を観に行くことになっていたのですよね。
兄から予定より遅くなると連絡があったので、一度実家に寄っていざ出発。
カフェ・エリオット・アベニュー。
みなとみらい線元町中華街駅から徒歩5分。
「人形の家」の1階にあります。
横浜に住んでいた頃から気になっていたお店で、先日ターレット・コーヒーのご主人におすすめのお店を伺ったら真っ先に名前が挙がった有名店です。
カフェ・ラテ・ビバーチェ(800円)。
通常メニューとは別に「ビバーチェ」という豆を使用したメニューが用意されていて、一回り半くらい値段が高く設定されています。
全米NO.1、世界でも高く評価されるというコーヒー豆「ビバーチェ」。
シアトルのEspresso Vivaceのオーナー、デビット・ショマー氏が焙煎していて、そのお店以外では世界でもここでしか味わえないのだそう。
週に一度空輸で仕入れているのだそうです。
想像していたよりあまり知られていないのか、注文しているお客さんは他にいませんでした。
さらに言うと、ビバーチェのラテを、と注文すると怪訝そうな目で「以前にも飲まれたことがあるんですか?何で知られたのですか?」等々質問攻めに遭いました。
初めてだと頼んではいけないのかな?とちょっと不安に感じるほどでしたが、注文は普通にできました。
席で待っているとデビット・ショマー氏に師事したという、噂の女性バリスタの方が席まで来てラテを注いでくださいました。
やや小さめ?のカップからもこっと頭が出ています。
シンプルながらとても綺麗なラテアート。
ずーっと前にテレビでこのバリスタさんが、ラテアートはミルクを注ぐ時に描くだけにする、というこだわりを話しているのを聞いたことがある気がします。
最近フォームドミルクが控えめのラテを飲む機会が多かったので、恐らくエスプレッソとミルクが1:2っぽい基本に忠実なこちらのラテは凄まじくモコモコして感じられました。
キメの細かい見た目に反して、フォームドミルクはザラリとした舌触りでホクホクした食感があります。
エスプレッソは苦みや酸味が立たず、むしろミルクの引き立て役に回っている印象。
ただ香りは秀逸。
ミルクの底から立ち上る香りが鼻孔に触れた瞬間は幸せそのものでした。
コーヒー豆そのものの魅力は自分の馬鹿舌には「普通に美味しい」程度にしか感じられませんでしたが、カフェラテとしてとても美味しい一杯でした。
帰り際女性バリスタの方と少しお話しさせていただきましたが、とても感じよくコーヒー愛に溢れた方でした。
次回はおすすめされたアメリカーノで豆の味を頭から指の先まで浸み渡らせたいと思います。
最初の注文の際の反応は何だったのかは未だに謎です(笑)。