突然ですが、関西旅行編はもう終わりが近付いております。
築地→京都→大阪→兵庫とやってまいりましたが、移動中思い出した「以前勧められたことのあるお店」に伺うため、大阪へ戻ることに。
ル・シュクレクール。
今年2014年、10周年を迎えたというこちらのお店。
ご主人がエリック・カイザーと出会ったことから渡仏したのだとか。
パリっぽさの中に「メゾンカイザー」ぽさもどことなく感じる気がしま・・・と偉そうに言えないのは、13時半頃の到着で残っているパンがほとんどなかったから・・・。
このお店のパンのラインナップをどうこう言えるほど、パンを見られていません。
とりあえず残っていたものを片っ端から(笑)。
こりゃあ冷凍庫が苦しくなるなあ。
抹茶(230円)。
ヴィエノワ生地で抹茶をサンド。
出来上がり時間の関係かもしれませんが、大量に残っていたのがちょっと意外。
ヴィエノワ生地がカイザー系っぽいです。
生地も抹茶。
クリームよりも、抹茶生地の香りの奥ゆかしさにセンスを感じました。
濃すぎず弱すぎず。
バトンブランシュ(300円)。
ゴリッゴリの堅焼き生地に、ギュギュギュとくるみ、ヘーゼルナッツ、カシューナッツなどのナッツをまとめ上げています。
ちょっと生地の食感や味が強すぎてナッツの存在感が弱まっている感も。
パン・ラヴァンド・オ・ミルティーユ(1/4)(280円)。
お店定番のハードパンのバリエーションから、まずはオレンジピール、ブルーベリー、ホワイトチョコ、ラヴェンダーの入ったもの。
まずは袋を開けるとそこはラヴェンダー畑に。
食べると、ラヴェンダーの香りが鼻を抜ける脇をオレンジの風味が弾けます。
噛むたびブルーベリーが大人っぽい甘みを滲み出しつつ、後味はホワイトチョコで甘めに。
パン自体の酸味も裏手でギラギラ味を支えています。
奇を衒っていそうでしっくりくる味なのが不思議。
ソーシスピマンテ(1/4)(270円)。
パインの甘みとチョリソーの辛味が絶妙にマッチ。
言うのは簡単ですけど、食べてびっくり本当にほどよいですね。
こいつが意外にジリジリすり寄ってくる辛さなのですけど、後味に残らないです。
ていうかハードパンにソーセージが入っている時点で意外性がありますね。
見慣れないです。
こちらも意外性がありながら、食べた印象はしっくりくる・・・んー不思議。
残っているパンが少なかったこともあって「あと15分ほどでクロックムッシュも焼けます」と教えていただけました。
せっかくですので。
クロックムッシュ(380円)。
バゲット半分にベシャメルソース、ロースハム、チーズを乗せて焼いてあります。
バゲットはごついです。
焼きたてということもあって見た目よりは食べやすいですが、ちょっと食べるのに苦労はします。
ガリッガリの先っぽ。
バゲット自体が美味しいですね。
もちろんソース、チーズとの組み合わせも間違いのないものなのですが、まあ「クロックムッシュの美味しさ」であって、特別このお店の魅力を感じられたわけではない気がします。
今回はほんの一部のパンしか見られなかったので強くは言えませんが、定番のハード系がやっぱり美味しいお店なのだと思います。
すごく面白くて、すごく美味しかったです。