この日はまだ三が日でしたから開いているお店も限られていますので、お店の年末年始の営業情報を気にしつつ歩きます。
購入したものは全て紹介していたら2015年が終わってしまいそうなので、一部抜粋にいたしますのでご了承ください。
まずは渋谷「VIRON」。
さすがこういった大きな母体のお店は営業されているケースが多いですね。
通常と営業時間を変えていることも多いので注意は必要ですけど。
この時期東京観光の一環でモーニング利用する方もいるようで、
「あー!あったー!ヴァイロンだー!」
と駆け寄るグループも見受けました。
フランス語の発音により忠実なグループだったのかもしれません。
クレープ(360円)。
VIRONの看板とも言うべき「レトロドール」使用。
フランスから直輸入されるブランド小麦粉で、品質を守るために配合、製法、工程に厳格な制限があるそうです。
レトロドールを使うと基本的に力強い食感になるイメージがあります。
こちらも御多分に漏れず、雄々しいコシがありますね。
砂糖と有塩バターのみを塗りこんだシンプルなもので、生地を味わわせる狙いだと思います。
先日丸の内のVIRONであれこれいただいたのですけど、そちらではデニッシュ系がさっぱりだったのですよね。
そのリベンジのつもりでこちらにも挑戦してみましたが、結果は惨敗。
うーむ、噂は本当でしたか。
丸の内よりも渋谷の方がラインナップは多いような気がして魅力的でした。
デニッシュ系以外のヴィエノワズリーや生ケーキ、ハード系はまだまだ期待しているので伺おうとは思っています。
続いて富ヶ谷の名店「ル・ヴァン」へ。
こちらは新年2日から営業されていたようですね。
何度か立ち寄っていますが、記事で紹介するのは初めてかもしれません。
というわけで初紹介ながら今回はお店の定番であるハード系、ではないところを中心に・・・(笑)。
バタークロワッサン(190円)。
見た目はパサついていそう、食べた印象も最初はイメージ通りのリーンな味わい。
しかし中心に行くしたがって分厚くまとまった層が抱えるバターの滋味深いこと。
脂っこさは微塵も感じさせない豊かな味わいが唯一無二です。
にしても整っていますねえ。
この生地、扱いにくそうだと思うのですけど。
アップルパイ(360円)。
「りんごだけで煮た」という宣伝文句が気になって購入。
じゅるゎっと口の中で融け出します。
甘いコンポートなどに比べると甘酸っぱさが目立ちますが、嫌味な味が全くありません。
スキッと、シュッと、美味しさが心に入ってきます。
パイ生地部分はクロワッサンと同じでしょうか?
ギュッと詰まった重厚な生地の中にりんごの果汁が浸みて、バターが生命を宿すといいますか。
クロワッサンのシンプルな味わいが至高のものかと思いましたが、この+αもまた格別。
いやあ、間違いのない名店でした。