13:30まで家に居なければならない予定だったのですけど、何だかあっという間に済んでしまったのでやっぱり食べ歩きに出ることにしました。
早く終わったとはいえランチには出遅れいるので、通し営業のお店にしましょう。
さらに、ちょうど嫌な感じの雨が降り始めたので逆に行列必至の人気店に挑戦してみることに。
というわけでやってきたのは三ノ輪にある江戸前天丼の老舗、土手の伊勢屋。
ランチタイムを過ぎた強い雨の中でも10人ほど並んでいて45分ほど待ちました。
昨年代替わりして以来、5代目の新店主が珍しい食材を取り入れた「5代目天丼」なるものを出していらっしゃると聞いて、気になっていたのですよね。
残念ながらこの日は面白い仕入れがなかったのか、限定数が終了したのか5代目天丼はありませんでしたけど(苦笑)。
注文は天麩羅(上)(2500円)、お吸い物(150円)。
季節メニューで牡蠣もあったのですけど、それは去年もいただいたのでパス。
と、いきなり牡蠣(笑)。
間違いかと思いましたが、天麩羅(上)の中の「旬の魚」がこれなのだそう。
別に牡蠣は好きなので付いていること自体嫌ではないのですけど。
先に言ってしまうと、この後穴子以外魚が出なかったのですよねえ。
「旬の魚」と言っている以上キスやメゴチは使えなかったのかもしれませんが、せっかくこの手のお店に入って江戸前の天ぷらを食べるのですからちょっと物足りないかな。
衣が厚めですが食感はさっくり軽いです。
牡蠣自体の火の通りは軽めで、風味やエキスは引き出せていないものの、ふるふるした食感がたまらんですね。
天麩羅(上)(2500円)。
穴子1本、海老3本、殻付きの海老が一尾、野菜4種。
もう少し揚げ時間が長くてもよかったかな?
すごく好み。
殻付き海老は香ばしく、殻を剥いて伸ばして揚げた他3本は甘く。
サイズも十分でこちらもなかなか。
野菜は茄子、ししとう、かぼちゃ、谷中生姜。
茄子はさっくり軽い火の通りで意外性あり。
分厚いかぼちゃはねっとりほっくり甘いです。
谷中生姜はガッツリ生姜!
パンチがあります。
さっぱり口直しになる天ぷらですね。
今回で3回目の訪問。
初訪問で穴子天が衝撃的にどストライクだったのは3年ちょっと前。
ところがそのイメージを持って再訪した1年前は、初訪問の衝撃を超えられなかったのですよね。
でもよく考えてみたら、初訪問は天麩羅(上)、前回は穴子丼の注文、という違いがあったのですよね。
というわけで初心に戻って天麩羅(上)を注文した今回。
穴子は間違いなくどストライクでした。
他もしっかり上質なネタでレベルの高い天ぷらなのですけど、穴子がやはり群を抜いているのですよね。
いやあ美味しかった。
次回こそは5代目天丼をいただいてみたい気もしますが、とりあえず穴子さえいただければ満足すると思います。