江戸川を出たらまっすぐ高はしさんへ。
想像通りの行列が出来ていますね。
みなさんとお話しているとあっという間に時間が過ぎまして、結局1時間くらい待ちましたでしょうか。
一緒に並んでいた皆さんは先に入られていたので、僕が入ったときには店内かなりハイテンションです。
並んでいる間に大体注文は決めてあったのでサササと注文。
天然ぶり刺身(腹)(軽め)。
いつもは背側を頼むのですが、そろそろシーズンも終盤ということで好みよりも季節感を優先。
鰤の脂の乗った腹側を頼むことに。
本当は腹側に背側も盛り合わせてもらおうかと思ったのですけど、僕のひとり前にタッチの差で背側が終わってしまったみたいなのですよね。
モアイ像を思わせるような形状ですが、パールの輝き。
「真っ当な」分厚さですね。
どこが「真っ当とはいえない」ほどの分厚さかはご想像にお任せします(笑)。
厚みというのも単純な「贅沢感」や「満足感」ということだけではなくて、味の広がり方に大きく影響する気がしますね。
ここや米花の切り方は、その魚の個性の一面を鮮やかに示してくれます。
血合いはぷっちゅんと弾けて、また身とは違った旨みと甘み。
皮下脂肪の層もまとめて口に入るわけですから・・・もうたまらんですよ!
腹側ですからこの「トロ」の部分も外せませんね。
マグロにはマグロの、そしてぶりにはぶりの甘さがあります。
続いてメインが登場。
ポン酢・・・越しに見えますのは・・・!
かきどうふ ポン酢仕立て(2000円)。
昨シーズンいただいたときは味噌仕立てでしたから、厳密には初めていただくメニューですね。
この日と、その次の月曜9日にもポン酢仕立てを提供したところで今シーズンのかきどうふは終了となるとのこと。
ちょうどこの記事がアップされる頃に3代目が最後のかきどうふを仕込んでいらっしゃっているところでしょうか。
第一印象に、牡蠣がバカでかいです。
注文を受けてから一人前ずつ仕上げてくださるので、パンッパンに膨れている状態で出てきます。
白んでいる出汁は驚くほどに牡蠣のエキスが浸み出ています。
豆腐の味わいも出汁に移っているようで、角の取れたまろやかなミネラルが甘みのように感じられます。
高はしのかきどうふは、まぐろやぶりのブツが入るのが定番ですが、この日はぶりでしたね。
ぶりの味がちゃんと感じられて、これだけでも旨いです。
これだけ大きな牡蠣があるのでしたら、終了の理由は「牡蠣のシーズン」の問題ではなく「新たな春メニューとの兼ね合い」だったりするのかもしれませんね。
別れはいつも名残惜しいですけど、新たな出会いに期待しましょう。
わ!やっぱり名残惜しい!(笑)
もう見たまんま、ちゅるりとやわな食感の牡蠣、潮気のあるエキスが溢れ放題です。
名残惜しい!行かないでー(笑)。
ポン酢仕立ては、たっぷりの鰹節と小口切りのネギと合わせて提供されます。
詳しい説明はなかったので、各々好きなようにいただけばいいのではないかと思います。
僕はこんな感じに和えながらいただきました。
ああ、美味い美味い、美味いっすよ。
火傷注意な温度で出していただけるので、この段階で微調整して冷ましていただくことができますね。
この日も楽しく、美味しく過ごすことができました。
みなさん、3代目、ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
ぶりの背側はもう一度くらいチャンスがあるかなあ?