この日はお昼に1度家に帰って着替えて夕方の都内の用事に向かう予定でしたので、埼玉で食べ歩きを・・・と思いましたが、狙っていたお店が開くまで時間があるのでちょっと東京へ。
東武東上線でやってきたのは、下赤塚のブランジェリー・ケンさん。
店内に所狭しと詰め込まれた、個性爆発の具材、鈍器のようなボリュームのパンに目移りに目移りを重ねながら、トレーニングになりそうな重さのパンを購入。
ずんだベシャ。
枝豆が練り込まれたベーグルにベーコン、トマトを乗せて、ベシャメルをモリモリ盛って焼いてあります。
ベシャメルにも枝豆がたっぷり!
枝豆自体の質は分かりませんけど、これほど散りばめられたらちゃんと香りがしますねえ。
ムギュムギュのベーグルはちょっと甘め。
さすがお店の定番商品なので美味い生地です。
ほうれん草とベーコンのキッシュ。
紙で包んで無理矢理形が保たれていましたが、崩壊寸前。
というか取り出したら背中は倒れました。
8割、もしくは9割がほうれん草といった印象。
しっかり火を入れてあるだけだと思いますが、ペースト状になっているので食べやすいです。
ベーコンは薄めのものが底に敷いてあって、存在感は薄め。
でも美味い!
ハムとチーズのチャバタサンド。
ハーブを練り込んだチャバタはブロッコリーやオリーブも混ぜ込まれていて、単体で激ウマ。
ハム、チーズ、ベシャメルがたっぷりサンドしてあって、食べ応え十分。
生地への干渉も絶妙ですねえ。
ピザ。
大きな角型のフォカッチャ生地に日替わりの具材を乗せて。
この日はきのこなんかが乗って、チーズ、ベシャメルもたっぷり。
汁気の滲んだ生地が絶っ、品です。
たけのこバゲット。
こちらは水煮のたけのこを使用しているようで、緩めの食感で酸味が感じられました。
ちょっとイメージと違ったかな。
トロペジェンヌ。
「トロペジェンヌ」って、ブリオッシュ生地でクレームムースリーヌをサンドしたお菓子、とかだったと思いますけど・・・
構成自体はまさしくその通りなのですが、デカすぎるからかなぜか全然トロペジェンヌとしてピンときません(笑)。
あえて顔を覗かせた苺、中にはたっぷりのカスタードクリーム・・・だけでなくミルクチョコレートのガナッシュも!
クシャと潰れかけたブリオッシュ生地ですが、クリームを吸って果汁を受け止めて美味い美味い。
アールグレイのクロワッサン。
お店独特の、生地感のどっしりしたクロワッサンです。
紅茶のクリームを巻いてあります。
このお店にしては控えめな香りのクリームでしたね。
久々に伺ってみて、浮かんだ言葉は「超ド級」。
一般にパン屋さんが目指す方向性とは全く違う方を向いている感があります。
技術があるのかどうなのか、素人の僕には見当もつきません。
全体にやや上めの値段設定にも見えますが、ボリュームから考えればかなり安い部類に入ると思います。
今回も衝撃の連続でした。
いやあ、この町で生まれ育った子供たちはパンを勘違いしますよ(笑)。