この日、結局納得いくカメラを買うのに丸一日かかってしまいました。
お腹が空くのも忘れて夢中で探していたので、すっかり夕方です。
この時間に開いているお店も特に思いつかなかったので、安定のイル・プルー・シュル・ラ・セーヌに伺うために代官山へ。
目当てにしていたモンブランは売り切れていましたが、気になったものをちょこちょこ購入します。
ジュリエンヌ・ドゥ・レギューム(600円)。
フィリングにはにんじん、ポロネギ、マッシュルーム。
彩り鮮やかなキッシュです。
箱を開けた途端バジルがすごく香るのですけど、食べているとチーズや香辛料も厚く重なっていることに気が付きます。
にんじんの食感やポロネギの旨みがまたいいですね。
ビュッシュ・カシス(525円)。
バタークリームとムースがメインのビュッシュ、やっぱり冬場が美味しい気がするのですよねえ。
バタークリームはカシス風味、見た目でイメージしたよりちゃんと香りの強いものでした。
ピスタチオの生地を挟んでカシスのムース。
シュワシュワ口どけの楽しいこちらはかなり鮮烈に甘酸っぱいもの。
これがかなり強いので、バランス的には抑えの効いたものがもう少しあった方がいい気もするのですけど、この方向性の強さがフランス的なのかもしれません。
暖炉の火のようなかぼちゃとキャラメルのムース(525円)。
イルプルはたまにこういう名画のようなネーミングの商品があるのですよね。
とはいえただかっこつけるだけでなく、同系色にまとまったありがちな組み合わせのケーキに「温かみ」というイメージを深く印象付けていて、ちゃんと意味がある気がします。
まず舌に当たるキャラメルソース、お酒と相俟ってちょっと鋭い印象。
そして底を這うようにじわじわとキャラメルムースの渋みが広がります。
あとを追ってかぼちゃの青っぽい香りがむんと香ります。
これ自体強い風味ではないのですけど、キャラメルとの対比で甘く感じられるような気がします。
ベースのマカロン系の生地はアーモンドがポリポリ入っていて、食感・風味ともに楽しめました。
エクレール・キャフェ(475円)。
この日の朝スイーツ好きのお兄さんが、スイーツの基本をエクレアにされているというお話を伺って、妙にエクレアを食べたくなっていたのですよね。
こちらはペック社のショコラを使っているはずなのでショコラにしようと思っていたのに、なぜかキャフェを注文していました(^_^;)
帰ってから気付いて、不思議だなあと。
生地はどっしりと重厚ですが、旨みや香ばしさを十分に感じさせながら小気味良くザックリ歯が入ります。
ずっしりとした重たさを舌に感じて、それがまず満足感を生みますねえ。
大人向けのビターな香り、もちろんギュウギュウに詰まっています。
エクレアって手が汚れるものだと思っていましたが、こちらは一切汚れを気にせずいただけました。
生地やクリームの安定感のおかげなのでしょうか。
エクレアというものに興味が出てきましたが、果たしてここ以上にハマるものはあるかな?
今回はどれもヒットで、またすぐにでも伺いたくなりましたよ♪
ごちそうさまでした!