Aさんがさらに気を利かせてフランスのショコラを買ってきてくださいました。
ショコラにそれほど興味があるわけではないのですけど、パリの食材のレベルの高さには興味があってショコラはまた顕著と聞くので願ってもない機会となりました。
ル・ショコラ・アラン・デュカス。
世界中で飲食店を経営する3つ星シェフアラン・デュカスのショコラ部門。
気になったところで2種類商品を指名して、買ってきていただきました。
ちなみに割れてしまっていたのですけど、僕のせいだったら申し訳ございません(^^;)
まずチェックしたいのはこの密閉性。
酸化すると著しく香りが減退するショコラには欠かせないアイテムを標準装備。
今回食べ比べ用にショコラを2種類買いましたが、そちらは開封後すぐにラップで包みました。
日本のショコラはなかなかこうなっていませんよねえ。
ベネズエラ75%。
抽象画のような紋様、溝を生かして折って分けたらケンカになりそうです。
75%カカオとは思えない甘み、香りから引き出される華やかな甘み。
苦味と渋みも臆することなく打ち出したストレート、王道のような風格漂う威風堂々とした味わい。
甘みと香りの広がり方が凄まじいです。
ペルー75%ノンコンシェ。
Aさんにアドバイスいただいて決めたもう1品。
コンチングというショコラ製造の中で行われる滑らかな食感と洗練された風味の為の工程を省いた挑戦的なショコラです。
まず想像以上に印象的な食感、口の中でキラキラきらめきます。
似ていると思ったのは(失礼ですが)、ガリガリくん(^^;)
中のシャリシャリした感じがわりと近いです。
風味は「洗練された」というところとは違うのかもしれませんが、「ガリガリくん」に引っ張られてソーダっぽい爽やかな印象に感じました。
風味が凝縮せず軽やかな仕上がりになっているのかもしれません。
ショコラが好きになってしまいそうなショコラでした。
本当に美味しいものというのはすごいですねえ。
ショコラの食べ比べにハマってしまいそうではありましたが、同時に食べ比べた日本で帰るショコラではやっぱり叶わなかったのでとりあえずそっちには走らなさそうです。
パリに行きたくなりました。
Aさんありがとうございました!超面白かったです。