この日は猫廼舎さんが早めに終了しようかなということでしたので、行こうか迷っていたグラシアさんにも寄ってみることに。
この方がいらっしゃると事前に伺っていたのですよね(あえて少し前の記事にリンクを貼っていますが、順番にお楽しみください)。
幸運にもお隣の席が空いていたので、並んでいただけることに。
まずは烏龍茶(300円)をいただきます。
和牛煮込み(480円)。
前日寿司大に並びながら「俺の東京三大煮込み」の話になって、こちらが話題に挙がったのですよ。
A5ランクの和牛一本勝負、混じり気のない和牛の脂をストレートに味わえる煮込みです。
ふわっふわに仕上がった脂、ギュギュと締まった身。
また出汁に浮いた脂もいい味してます。
欲を言えばネギをもっとたっぷりかけてごちゃっとかき混ぜてワシワシいただいたらこの上ない幸福だったと思います。
そこへ生卵なんか投入できた日にゃあ!
小ボリュームでリーズナブルなのも魅力のひとつ。
平飼い滋養鶏のコンフィ(1480円)。
この日の目玉っぽかったこちらをメインに。
平飼いというのは、鶏舎ではなく平地で放し飼いにされたという意味だそう。
滋養鶏は地鶏とは違って種類としてはブロイラーですが、餌などの点で地鶏風に育てられているのだとか。
すごくいい香りがするなと思っていたのですけど、何でも鶏の脂と葱、生姜、にんにくなどの香味野菜から仕込んだ鶏脂でコンフィにしているそう。
ブロイラーとはいえ、地鶏風に育てられた上にこんなに香りをマッシュアップされてここまで昇り詰めたらもはや王者の風格さえ感じます。
付け合わせのトマトと茹で卵も焼いてありますね。
トマトは結構普通にトマト、茹で卵は弾力にコシが出て面白かったです。
脂身がキラキラ輝きを放ちながら僕を誘っている(気がする)ので、早速いただきます!
じゃきっ、じゅんわー!!
やや筋肉質な繊維を感じさせつつ、全体としてはふんわりやわらか。
そして味が濃い、味が強い!
このお店ですと、豚や牛、羊など他の肉に比べてどうしても鶏って見劣りして感じていたのですけど、すごくよかったです。
量的にも120~150gといったところで、ほどよいボリューム。
今回は無理なくサクッと美味しく楽しむことができて、個人的に大大満足の食事をすることができました。
ご一緒いただいたそうさんにも感謝です。
マスター!マダム!またよろしくお願いします!