この日は諸々の用事を済ませるため、早めに埼玉へ帰還。
用事をこなしつつ、合間合間に美味しいものを挟みます。
久しぶりに東川口のアルカイクさんへも訪問。
しばらく伺わない間にマツコの知らない世界の「埼玉スイーツの世界」で紹介されたりしていたようです。
フレジエ(480円)。
シェフの修行したオーボンヴュータンのフレジエにどことなく似ています。
サンドされた苺はマリネすることで絶妙な引き算でシャープな香りに。
ムースリーヌはバターのコクとバニラの華でなかなか、バニラの印象がやや勝っていたかな。
アーモンドの生地はかなりやわめで、味もちょっと弱かったかと思います。
ショコラオランジュ(470円)。
オレンジとショコラという王道の組み合わせのムースを合わせたタルト。
オレンジは、甘い香り、ビターな甘みと酸味、それぞれにバランスのいい味わい。
バレンシアオレンジとかのイメージの分かりやすいオレンジの味でした。
タルトはちょっと焼き込み過ぎで焦げっぽい味。
これはちょっともったいなかったですねえ。
ショコラは香りが控えめですが、やはりオレンジとの相性の良さは抜群。
お互いに引き立て合います。
タルトの中は、クレームパティシエールだったかな。
ムースだけだったら無難に美味しくまとまっていましたが、全体としてはとっ散らかった感じがして惜しかったです。
アルカイク(470円)。
店名を冠したスペシャリテのひとつ。
「アルカイク」とは「古典的な」という意味。
確かにお店を代表するにしてはトーンが落ち着き払っています。
メレンゲ系のザクッと強い食感の生地で、濃厚なプラリネクリームをサンド。
バランスは捨てて濃さを極めたようなプラリネクリームは好みが分かれそうですが、僕は結構好きでした。
半面、固すぎるメレンゲ生地はちょっとくどいというか邪魔に感じてしまいました。
キャラメルサレ(430円)。
何層もビスキュイとキャラメル風味のバタークリームを積み重ねて、表面はキャラメルのグラサージュ。
重ねることで独特の弾力が生まれた生地は、バウムクーヘンを思わせる食感。
キャラメルの香りもやや濃いめに設定されてビビッドに印象付きます。
今回はこれが1番ハマりました。
全体に気になるところはあるものの、要所要所に質の高さが光ります。
このお店が近所にあることは、改めて心強いことだなと実感できました。
また伺います!