池尻大橋から電車で移動して押上で下車、本所吾妻橋へふらふらと歩きます。
ふらふらと言っても当てもなく歩いたわけではなく、気になっていたコーヒーのお店があったのですよ。
カフェスタイルコジロウ。
2007年オープン、銀座の名店「カフェ・ド・ランブル」で修行したご主人が独立して開かれたお店です。
こじんまりとした店内はウッド調の内装。
常連さんが中心のお店のようで、たばこをプカプカやりながらご主人と大いにもりあがっていらっしゃいます。
ランブルと重なるところの多いメニューから飲みたいコーヒーを選択。
モカマタリ(濃厚・シングル)(730円)。
おお、このカップは!
ランブルで同じくイエメンのモカマタリをいただいたときと、ロゴの有無以外は同じカップですね。
注文のスタイルはランブルの同じで、豆の種類、普通・中濃・濃厚の濃度、シングル・ダブル・トリプルの量を選びます。
「濃厚」はデミタスの意味。
口をつけると、最初グビッと入ってくるのですけど一拍置いて酸味がギラッと鋭利に顔を出します。
ベリー系の結構強めの酸味。
ランブルでいただいたときは「酸味が強い」と聞いていていただいたのでそれほどキツく感じませんでしたが、今回は事前情報なくいただいたので結構ビックリしました。
プリン(350円)。
名物の自家製プリン、以前は行商スタイルでの販売も行っていたのだとか。
器はちょっと珍しい形ですが、プリン自体は至ってシンプルな見た目。
オーブン仕上げの蒸し焼きかな。
カラメルソース、に見えるこちらは実は水出しコーヒー。
お店のホームページには「数時間かけて抽出」と書かれています。
濃い赤ワインのような色味がちょっと大人っぽいです。
変にクリームは入っていないものの、食感は緩め。
意外だったのは結構甘さが強いこと。
他の香りや風味がないのか、それとも甘さに負けているのか。
ちょっと単調な味に感じられました。
続いて水出しコーヒーをかけて。
おおう。
甘みと苦みが混ざり合うわけではなく、苦みが口内にビビビとアクセントを加える感じ。
カラメルのように甘みを加えない分プリン自体を甘くしてあったのですね。
ちょっと慣れないので違和感がありましたが、慣れればバランスは取れているのかもしれません。
コーヒーに関していえば、今回は個人的にはモカよりも水出しコーヒーの方が好みだったりして(笑)。
他のメニューも色々試してみたくなりました。
常連さんがしっかり付いているのでちょっとそういうハードルはありますが、また伺う機会を作りたいと思います。