lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「KOTOBUKIフーズ」でエメンタール、ブリードモー、ラトゥール。

暖かくなってきてチーズの雰囲気も変わってまいりました。
個人的なことを言えば、暖かくなると保冷材が保たないので綺麗な状態で持ち帰るのが難しくなるのですよね。
今回も・・・(^^;)


ぽこぽこと穴のあいた形状は「トムとジェリー」に登場することで有名ですね。
製造過程で発生するガスでこの穴があくそうです。

スイスのド定番チーズ、大型で作られることでも知られ、時には1000L以上の牛乳を使って直径1mを超えるものもあるのだとか。


朝食向きとも言われるエメンタールは塩気が抑えめでかなり淡泊。
ほんのりと甘みを感じます。

先日紹介したヤールスバーグは、エメンタールを真似た作ったそうで非常によく似た印象でした。
実は同時に食べ比べてみたのですけど、若干ヤールスバーグの方が塩気があって甘みもちゃんと感じられたと思います。
ただ加熱するとエメンタールの味の出方に分がありました。
この辺りがチーズフォンデュに使われるチーズの片鱗を見た気がします。

ちなみに失礼ながら個人的に似ていると感じた味は、某社の99%とかなんとか書かれた板チョコ(長いこと食べていないのでぼんやりしたイメージ)。
淡泊なところからキューッと渋みと苦みで絞られていくような後味が残ります。

それからエメンタールの魅力のひとつは、その値段(^^;)
4,500円/kgとゴソッと買いやすい価格なのもチーズフォンデュに使われる理由のひとつかも(笑)。


ブリードモー(ドンジェ社)。
よく似た「ブリーチーズ」はスーパーなんかでも扱っていたりしますが、ブリードモーは文字通り「似て非なる」チーズです。
その違いは殺菌乳を使っているか無殺菌乳を使っているかにあります。
殺菌乳を使うブリーチーズは綺麗に真っ白なチーズですが、無殺菌乳を使うブリードモーは熟成が進むにつれ皮に赤みが増します。


決して悪くなっているのではなく、熟成の進んだ証。

チーズの王様とも称され、フランスでは人気No.1の呼び声も高いチーズだそうです。
ブリーチーズと比べるのも間違っているかもしれませんが、よく言えばスモーキー、分かりやすく言えば「くさい」ほどの香りの強さです。
刺激的な香りを放ちながら一度口に入ると、濃厚なコク、深みのある苦味が一撃でドンと。
余韻はほんのり甘みも孕んだ高貴な香り。

こちらは8,000円/kg強。


ラ トゥール。
このところフレッシュ系の山羊のチーズを立て続けに購入していますが、今回は実は牛乳、山羊乳、羊乳の3種混乳。
イタリア・ピエモンテ産のチーズです?


ヨレヨレ、ぶにぶにした表面が印象的。
触るとズルッと破れてしまう柔さです。


混乳の前に、これ系のチーズとしては塩気の強さが目立つ気がします。
せっかくの混乳ですがミルキーな甘みの共演はなく、塩気→酸味→香りとシンプルな流れ。

これ系のチーズとして王道の味わいとよすがで、特徴としては塩気が効いている辺りかと思います。
白ワインなんかに合わせるのには頭一つ抜けるのかも。

これは1つで2,200円だったかな?

今週もありがとうございました♪

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