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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「寿司大」でお好み40。

5月21日(土)、今月はまだ寿司大に行っていなかったので、この日は朝から参戦。
たまたまもあって知り合いの方が多かったので楽しく待つことができました。
 
この日は行列が伸びるのがとても早くて、店員さんも「今日ヤバい、ヤバい」とあたふたしていらっしゃいました。
最終的に5時半過ぎには行列を止めてしまったようです。
 
とりあえず1巡目で店内へ。
品札や黒板のおすすめメニューを見ながらこの日の注文を脳内会議で組み立てていきます。
 
このところ暖かい日が続いていますが、この日は夜中は少し冷えていたので熱々のお茶がありがたかったですね。
 
店内は既におまかせコース以外の注文が飛び交っています。
さてさて僕もどうしたものか。
 
まずは玉子から登場。
冷まして玉子の味がよく出てくる温度にしていただきます。
また今回は角が立っていますね。
 
ツマミのおすすめを色々伺いましたがあまり惹かれなかったので、今回は最初から握りでいくことに。
 
太刀魚。
背と腹とどちらにするか聞かれましたが、隣の方のご助言もあって両方いただくことに。
 
右が背、左が腹です。
 
こちらは背。
筋肉質な身で、ジャッキリを繊維を断ち切るような食感。
皮ぎしからは脂も滲みます。
 
こちらは腹。
背と共通する筋感はありますが、濃厚な脂のとろけ方が全くの別物。
皮目の香ばしさもこちらの方が出ていますね。
 
腹の方が脂乗りが断然いいので一般受けはしそうですが、背は背で力強い食感が他にはないものでした。
背に腹は代えられないといいますけど、腹に背も代えられないといったところでしょうか。
 
アラ汁。
この日は骨が多かった気がしますけど、問題なくいただきます(笑)。
 
この日は「食べ比べ」をテーマにいただくことに決めまして、注文を考えます。
 
続いてカレイとヒラメを「食べ比べ」。
珍しく両方ありそうだったのでお願いしてみました。
 
右がヒラメ、左がカレイ。
どちらも塩とすだちで。
 
ヒラメ。
しっとりした肌質でもっちり。
淡泊な旨み、淡泊な香り。
 
カレイ。
こちらはエンガワ付き。
エンガワはもちろん、全体にぷりっとした食感が入っています。
脂がある分こちらの方が旨みも濃い気がします。
 
グリッと歯応えと、磯の香りはかなり強め。
香りの底にある甘みとシャリの味わいが重なって、じわじわ馴染んできます。
 
初ガツオ。
トリ貝に続いて、こちらも季節物をいただいておきましょう。
やや淡い色。
 
この時期にしてはしっかり脂が乗って、ねっとりとした舌触り。
香りはマイルドで食べやすい感じ。
物足りないと言えば物足りないですけど、生姜と鰹の組み合わせはやはり夏が近付いてきているのを感じることができますね。
 
マグロ漬け。
テーマを忘れることなく最後は赤身食べ比べ。
 
漬けるのに時間がかかるので早めに注文するようには心がけるのですけど、この日はちょっと最後で間延びしてしまって申し訳なかったです。
何となく最後に1貫に食べたくなってしまうのも困りもので。
 
厚みがあって、大きくて、尖っていて・・・うーむ、不思議な型です。
漬けるのに時間をかけたのは、この厚みのせいもあるのかも。
 
角は立っていますが、ねっとりと歯に絡んでくる食感。
この厚み、この食感で食べる握り。
贅沢な〆になりました。
 
この日ご一緒した寿司大初参戦のお兄さんにも楽しんでいただけたようで一安心でした。
お寿司が美味しいのは大前提なのですけど、
長時間苦行のような行列に並んで最後までやり遂げるという達成感、
符丁が飛び交い江戸自体にタイムスリップしたような活気のある店内の雰囲気、
お客さんひとりひとりに1対1の関係を築く粋でいなせな店員のみなさん。
エンターテインメントとして出来過ぎたお店であることを改めて感じました。
 
築地に行きたい!という知人とお店を決めるときに、このお店は勧めるか悩むのですけど。
気合いのある方にはぜひ挑戦してもらいたいお店です。
 
満足満足。

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