lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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流山本町の「tronc(トロン)」でトースト(みりんバター)、こぼれ梅とマスカルポーネのタルト。

あまり脈絡のないコースですが、続いて流山に移動してtronc(トロン)さんへ2度目の訪問。

オープン直後の前回は、ご主人がかつて働かれていた三軒茶屋のニコラさんを彷彿とさせるメニューが並んでいた印象でしたが、少しずつ独自メニューが出始めているようです。


15時半頃の到着だと並びなし、店内も1組のみという状態でした。
ラッキーといいますか、心配といいますか、のんびりやりたくてこの場所を選んだということもありましょうし、お店的にはこれでいいのかも。


自由に席を選ばせてくださいますが、今回はカウンターへ。
食べるものは決めてあったので、サクッと注文。

北欧の民謡のような、ちょっと個性的なBGMは前回と多分同じ。
そういえばこんな感じだったなと。


まずはコーヒーから。
この日は爽やかで軽やかな酸味が特徴という#7(430円)を注文。

微妙な角度で写真を撮っていますけど、実際この角度で置かれるのですよ。
前回に続き今回もこの角度で、たまたまではないようだったのでこのまま写真を撮りました。


酸味のあるコーヒーはそんなに好みではないのですけど、この日は「逆に」注文してみました。
思ったよりも酸味系ではなく、まろやかな苦み、ほんのり甘みのあるコーヒーで結構好きでした。

ちびっと飲んだところで・・・


トーストも登場。
なんだかいい感じの食卓になりました。


確か自家製の小振りの食パンを厚めにスライス。
十字に切れ目を入れて、表面ザクッと中はむっちりとトースト。

そして今回のメインは・・・


こちら!みりんバター。
なぜみりん?とお思いかもしれませんが、ここ流山は白みりん発祥の地で江戸時代から続くみりんの一大産地なのだそうです。

そういえば以前こちらのブログで頻繁に取り上げられていた「みをつくし料理帖」でクローズアップされていたのを思い出しました。


使い方がイマイチ分からなかったのでとりあえず全部乗せてみました(笑)。

バターは正直みりんよりもザラメの甘さの印象ばかりが残ります。
パンは甘さ控えめで、地味ですが小麦粉の味と塩の甘さがいい感じ。
中と表面の食感のコントラストは、イメージとしては厚焼きのホットケーキを思い出しました。

お店のイメージ的には国産小麦を使っていそうですが、甘さがなくて意外でした。
食感がクセになるタイプで、またいただきたくなるパンでした。


こぼれ梅とマスカルポーネのタルト(400円)。
こちらも「みをつくし~」ファンの方は「おおっ!」と思うであろう「こぼれ梅」を使ったタルトです。


こちらの上に乗ったのがこぼれ梅。
こぼれ梅というのはみりんを作るときに出る搾りカスなのだそうで、分かりやすく言うと「酒粕のみりん版」といったところでしょうか。
といってもそれほどクセや香りが強いわけではなく、ほんのりした軽い甘さを感じる程度。


結構強めに焼き込んだ高さのあるタルト。
前回のモンブランよりも焼き色が濃いですね。


中はマスカルポーネの中にグレープフルーツとミラベルのコンポートだったのではないかと思います。
粒がしっかりしていたので、もしかしたらグレープフルーツではなくて土佐文旦とか美生柑とかだったかもしれません。

ほどよく水分の抜けたマスカルポーネは、無駄に甘さを加えない素朴で濃厚な乳脂の味わい。
グレープフルーツの香りと苦みも生きています。

タルトの焼きが気になったのと、結局こぼれ梅がどういうものなのか印象に残らなかったのは心残りですが、流山でみりんを味わうという経験ができたのはよかったです。
お店も流山を選んだ意味を模索しているのかもしれませんね。

他のケーキや、新しく登場したプレートデザートも気になるので、また伺いたいと思います♪

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