続いてもう一つの会場である有楽町のグランメゾン「アピシウス」へ。
11時半頃に到着しましたが、100人近く並んでいたと思います。
行列の前後を見ると、結構シェ・イノの列と同じ顔触れでした(笑)。
銀座レカンさんがお休みされていて2店舗のみでの開催ですが、連食される方が多いイベントですからこれくらいがちょうどいい気もします。
もちろん2店舗と3店舗どっちがいいかと聞かれたら、迷わず「3店舗」と答えますけど(笑)。
1時間半ほど並んで店内へ。
階段で地下のお店へ下りると、こちらでもシェフのお出迎え。
続いてチケットを購入して、席に案内していただきます。
4人テーブルに相席、それも1対3でした(苦笑)。
利益なしでやっているイベントですからこの辺りは仕方ありませんね。
この環境でご飯無しをお願いするのは勇気が要りましたけど、3回聞き返されたときは心が折れそうになりました(苦笑)。
さらに「スペシャルメニュー!ごっはんなしー!」と元気に厨房に注文を通されたときに吹っ切れました(笑)。
さあ来い!
短角牛のメンチカツカレー(1000円)。
岩手県産短角牛の仔牛を使用。
イノの福島の鶏を使っていましたし、寄付先は熊本になっても東北への想いも忘れていませんね。
メインのメンチカツがドン!カレーは緩め。
付け合わせに新玉ねぎのピクルス。
とっても大きいです。
カレーといえば福神漬けが乗るところですが、フレンチらしく?ピクルスが付け合わせ。
甘くて食べやすいピクルスでした。
さらりとした中にスキのないあらゆる要素の詰まった味わい。
ベースはビーフの貫禄あるコク。
野菜やら何やらも合わさって甘い香りも。
味に飽きることはまずまずなさそうですが、変化を付けるためのスパイスオイルが用意されています。
よく聞き取れなかったのですけど、、恐らく「香茸をベースにした」と仰っていたと思います。
スパイスオイルとはいっても辛みが増すことはなく香り付けアイテムかな。
美しい香りでした。
メンチは衣が薄くカリカリに仕上がった高級洋食系。
スジも使っているそうでコラーゲン質の食感もあり、短角牛にしては脂がしっかり入っていました。
大きさだけでなく肉汁の量から言っても重たいメンチでしたが、「メンチカツカレー」というジャンキーな響きを忘れさせる、味と食感の重なりに繊細さを感じる一皿でした。
というわけで無事に2軒制覇して今回のイベントは終了。
ずっと前から存在は知りつつも何となく尻込みしていましたが、もっと早くから参加していればよかったです。
年に2回行われるということで、次は秋。
また次回を楽しみにしつつ、いつかカレーでないものもいただきに来たいです。