以前から気になっていたかき氷屋さんへ行ってみました。
場所は四谷三丁目駅からすぐの荒木町、いつもお世話になっているコーヒー店猫廼舎さんと同じ通りを行って路地に入ったところにあるお店で、「氷」の幟は何度か目にしていたのですよ。
かき氷Ryan。
スナックRyanの店舗で夏季限定、昼限定で営業されるかき氷店です。
昨年までは穴場スポットになっていたそうですが、今年はじわじわかき氷ブームの波が来ているようです。
お店の前で団体さんが待っていましたがテーブル席希望とのことで、僕は先にカウンターへ案内していただけました。
カウンターとテーブル席合わせて20人近く入れそうですが、かき氷機が1つしかないこともあって席に着いてから時間がかかることは覚悟した方が良さそうです。
お茶は冷たいものと温かいものと用意があって、セルフサービスで持ってきました。
店員さんは恐らく厨房1人、フロア1人のお2人だったと思います。
フロア担当の女性の髪の毛が「薄めの苺シロップ」くらいの色だったので最初面喰いましたが、普通に丁寧で笑顔の多い接客をしてくださる方でした。
そんなこんなで居心地はいいと思います。
いちじくチーズはちみつ・桃(相掛け)(1000円)。
いちじくチーズはちみつは800円、桃は700円でしたが、相掛け(+200円)をお願いしたらこの値段だったので、高い方の金額に200円プラスされるということだと思います。
それぞれのメニューに組み合わせのおすすめの記載があるので選びやすかったです。
いちじくチーズはちみつ。
はちみつの香るいちじくのピュレ状ソースに、ヨーグルトにも近いクリームチーズのクリーム、そしてブラックペッパー。
見た目にインパクトがありますね。
いちじく自体比較的重みのある甘さですが、そこへはちみつも加わるとかなり深みのある甘みになります。
冷たい氷と一緒に口に入れるとさすがに弱まりますが、それでも十分にその特徴は感じられました。
チーズクリームはかなり存在感が強いので、他のパーツを食っちゃってる感が強いです。
バランス的には噛み合っていない気もしますが、それぞれの要素はよかったです。
ブラックペッパーも見た目ほどのインパクトはないものの、ちょっと香って面白かったです。
桃。
せっかくなので季節物のフルーツもチョイス。
淡い淡い桃色。
とろんと舌の上に乗せると、氷と共にしゅわしゅわと融けて消えていきます。
香りも淡くはありますが、桃の爽やかさが心地よかったです。
ずば抜けてはいませんが、食感と香りと、惹かれるポイントは押さえられていたと思います。
元々スナックの店舗なのでちょっと独特の雰囲気がありますが、ドアを大胆に開けて明るくしてあって違和感はさほど感じませんでした。
こちらは天然氷ではないので口どけやふわふわ感のようなものは期待できませんが、夏の風物詩としていただくかき氷としてむしろそれ以上の満足感があるといってもいいかもしれません。
他店に比べて量が少し多めなのと、やはり天然氷でないため氷の温度が低いことと、色んなことが関係しているとは思いますが、2杯目はきつそうな気がしました。
天然氷でなくてもちゃんと美味しいかき氷ができるんだなあと改めて感じられたのが収穫でした。
他メニューも試したいのでまた伺おうと思いますが、ソースがそれほど強くないので相掛けではなく1種のソースにした方がよさそうな気がします。
その辺りを踏まえて次回は注文を決めようと思います。