1月9日(月)、成人の日で祝日だった3連休最終日のこの日。
雨のぱらつく中でしたが、元気に浅草へ向かいます!
ちょっといつもと違う顔ぶれのみなさんと店前で合流、何だか楽しくなりそうです。
時間になって店内へ。
4人だったので、ちょうどテーブル席に収まります。
この日は注文を決めて来なかったので、他の方の注文に惹きつけられましたが、
未食のちょっと珍しいメニューを注文しました。
チキンカツチーズ(1500円)。
今回も安定の「僕の料理が最後に登場」でしたが、満を持してこのビジュアルですから何も文句はございません!
「チキンカツチーズ」って聞き慣れない名前ですが、まあ名前そのままでして、
厚み・面積併せ持ったボリュームたっぷりの鶏モモ肉をカツにして、上にチーズ、デミグラスソースをかけたもの。
この"カツ"というのも、より源流に近い"カツレツ"といった感じの"揚げ焼き"のようなのですよ。
佐久良さん定番のデミも、チーズという白のキャンバスの上でいつになく輝きを増しているような。
ギラギラしています。
デミギラス。
そしてこのちょこっとチーズをはみ出させる演出がニクい!
写真に残したいポイントがたくさんあるので、"とりにく"ですが"撮りやすい"です。
ええ、はい。
断面はこんな感じ。
包丁を入れて開いて薄くして火を通りやすくする、という鶏肉調理の基本を無視した驚きの厚み。
中までしっかりキチンと火の入ったチキンです。
チキンが調理すると火を入れすぎたりしますが、キチンとふっくらして肉汁の"放出"する仕上がりです。
そしてやっぱり揚げ焼きの衣が面白くて、上面はカリカリしている一方、
下面は、悪く言うと衣が"だぶついている"感じになっているのですけど、
これが案外もっちりしていい食感、揚げ物の魅力を正しく備えた味もいいのですよねえ。
上の衣も、結局チーズとデミでグズグズになりながら食べ進めるわけですが、これも正しくグズつきます。
鶏肉自体、特別な銘柄鶏というわけではないと思いますが、質がいいのか厚みがいいのか、
とても味濃く、それだけで美味しく感じられるものでした。
「チキンカツチーズ」って、揚げてチーズかけたらなんでも美味しそうなズルさを感じてしまいそうな名前でしたが、
名前負けしない、上質の"洋食"の魅力を感じることのできる一品でした。
ごちそう様でした!