米花さんの次は、ちょっとご無沙汰していた小田保さんへ。
案の定お兄さんに開口一番「お久しぶりですね!?」とニヤニヤ言われてしまいました(^^;)
この日のメニューはさりげなく"くすぐられる"系のメニューが並んでいました。
牛かつが「サーロイン」だったり、スズキでなく「平すずき」だったり、単純にカマスバターも惹かれます。
でもこのラインナップなら僕は即決なのです( ̄▽ ̄)
以前僕がお願いしたのを覚えてくださっていたようで、
「カレーかけます?」とお兄さんが聞いてくださいました。
今回はあまり合わない気がしたので、
「じゃあ、料理にかからないようにお皿の端に添えてもらっていいですか?」
と応じたところ、
「多分今日は合わないからやめた方がいいっすよ!」とまたニヤニヤ・・・
もう!!(笑)
というわけで登場した平すずきバター(750円)。
冬のお魚で、寿司大さんでも寒い時期は定番で用意されているようなのですが、
なぜか僕の行く日だけは仕入れがない日に当たりやすい、という曰くつきのお魚でもあるのです。
というわけでメニューに見かけたら積極的に頼むことにしています。
「今日のはモノもすごい良いんすよ!」とお兄さん。
確かに筋肉質な身ですとか、逆立つような皮目ですとか、躍動感のある切り身ですね。
モリモリとメリハリのある白身。
力強い身質なのですけど、決して"大味"なところはなく。
カリカリの皮目は、寸分のスキもなくしっかり水分が抜けて、焦げっぽさは一切ない仕上がり。
身から出た脂、も強く影響していそうです。
調理のバターと魚の脂のせめぎ合い。
どちらが勝るわけではなく、かといってどちらもが抜きんでて主張のあるリッチな味わい。
それでいてもちろんクドくなく。
小田保さんの白身魚のバター焼きは、"想像しているところにぴったりハマる"ような安心感のある味わいに魅力を感じていましたが、
今回に関して言えば、想像をはるかに上回る「旨い1皿」でした。
ちなみに、春キャベツ目前のこの時期のキャベツはガシッと食感が強くなってはしまうものの、
甘みが強くて個人的には結構好みなのですよね。
キャベツって"春キャベツ"の時期くらいしか注目されにくい気がするのですけど、
この時期にはこの時期しか食べられないキャベツがあると思うので、ぜひぜひ積極的に召し上がられるといいかと思います。
一時に比べて価格も大分落ち着きましたしね!