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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「高はし」で牛肉豆腐、奥久慈卵。

3月4日(土)、この日は朝の買い物に少し時間がかかってしまいましたが、とりあえず1軒目は高はしさんへ。
 
いつか食べたいと楽しみにしていたメニューが「この日を最後にしばらくやらない」とアナウンスされたので、
這ってでも伺う覚悟だったのですよ。
 
開店して店内へ。
 
並んでいる間に身体が冷えているのでついつい温かいお茶が進んでしまって、料理が出る前におかわりを注いでいただいてしまいました。
 
でも身体が冷えたことも、この日のお料理にはむしろ好都合なのですよね。
というのもそのお料理というのが・・・
 
奥久慈卵(100円)!まだこれではありませんよ!
 
この日のメニューには欠かせないアイテムになりそうだったので追加注文してみました。
 
高はしさんの卵は濃厚な味で有名な奥久慈卵を用意されているのですよ。
 
あなご丼に乗せてヨシ、お味噌汁に落としてヨシ、TKGに使ってもヨシ。
1度は食べておきたい、実は冬限定の絶品アイテムなのですよね。
 
そして満を持して登場したこの日のメインは・・・
 
牛肉豆腐(2000円)。
 
何でもかつてはお店の名物料理で、人気料理番組「チュー某ですよ!」に肉豆腐の街の巨匠として登場したこともあるのだとか。
 
大皿で結構なボリュームです。
 
仕上げの七味ごまと紅ショウガが特徴でしょうか。
 
肉豆腐としては、それぞれの素材の色がはっきりして見えます。
 
豆腐はこのサイズが3切れ。
ちょっと崩れていますが、ここへよく煮汁が浸みますね。
 
豆腐を煮込むときは、包丁でなく手で千切るようにすると断面の表面積が大きくなるので味が浸みやすくなると言いますからね。
 
玉ねぎ、長ネギ、しらたき。
 
玉ねぎと長ネギは、甘みとちょっと酸い味わいがお出汁によく出ていますが、
それら自体も、居酒屋のクタクタに煮込まれたものと違って適度にシャキシャキとした食感と香りが残っていますね。
 
牛肉は脂身が少なめで、肉々しい食感のあるもの。
肉自体の印象というより、脂が少ない分お出汁がさっぱりとした仕上がりに。
 
脂でこってりすると甘い味付けが合いますけど、
高はしさんらしい煮魚の煮汁にも通ずるような醤油のキリッと効いた、すっきりした煮汁でした。
 
黄身をぽてんと落としまして、すき焼き風に!
 
長ネギの緑色も鮮やかに残っているので、肉豆腐としては類を見ない華のある色合いになりました。
 
慎重な作業の甲斐あって綺麗に落とすことができました。
 
割れてしまっても味は変わらないし!と開き直ってはいましたが、いざ成功してみるとやっぱり嬉しかったですね。
 
要素をひとくちにつめ込んで、ぱくり!
 
噛み応えのある牛肉をワッシワッシ噛みしめていると紅ショウガも結構主張がありますが、
意外にピリッとした辛みと香ばしい胡麻、七味ごまが印象的に味全体に影響を及ぼします。
 
続いては黄身の出番。
待ってましたとばかりに流れ出します。
 
上で書いた通り、さっぱりとした味付けなのでイメージしたすき焼き風とはちょっと違った感じ。
むしろ"美味しい卵の味"が加わって、また違った牛肉料理になったような印象でした。
とにかく黄身の味が濃いのですよ。
 
無事に気になっていたメニューをいただくことができて、大満足でした。
また出会える日を心待ちにしております!

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