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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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荻窪の「吉田カレー」で伊場カレー(黒毛和牛うわみすじ煮込み、極み豚角煮、生野菜、キーマ、豚)。

4月29日(土)、この日は鹿児島の伊場カレーさんの東京出張営業のイベントが行われました。
会場は1月と同じ荻窪の吉田カレーさん。
 
前回よりスタート時間を遅めた分、行列の出足もゆっくりめかな?と思いましたが、開店時間には相変わらずの盛況の様相を呈していました。
 
ご自身が良いと思う素材を全力で探し抜いて、選び抜いて使われる伊場さん。
今回使うお肉も「良いお肉すぎる」ため、ボリュームは期待しないでほしいといった事前アナウンスがありました。
 
・・・が、そのお肉の仕入れなのか、仕込みなのか。
何かしらのミスがあったようで用意できた数量が少なくなってしまったそう。
ということで、前日になって急遽吉田カレーさんの"豚"と"キーマ"がトッピングとして追加されることに。
 
その結果・・・、
 
伊場カレー(辛口)、黒毛和牛うわみすじ煮込み、極み豚角煮、生野菜、キーマ、豚トッピング(3100円)。
 
却ってボリュームのある1皿に仕上がりました。
伊場カレーのトッピングのみにして"伊場100%"を堪能するという選択肢と迷いましたが、コラボの機会もなかなかないかと思いましたので今回は全部乗せにしてみました。
 
思わず見とれてしまう"茶色があざやか"なルーに、こだわりの鹿児島産有機野菜の緑が映えます。
 
お肉は伊場さんのものも、吉田さんのものも、それぞれ違った彩りを放ってどこから見ても、どこを切り取っても最強。
 
いつまでも見惚れているわけにもいかないので、イバ!もとい・・・いざ!
 
黒毛和牛うわみすじ煮込み。
コラーゲン質しか見えていませんが、ほろっと煮崩れそうな身もたっぷり。
 
いやしかし、このコラーゲンが口にとけて甘いこと甘いこと。
ルーを辛口にしたので、この脂身に随分助けられました。
 
極み豚角煮。
前回よりも炙りが浅かったのもあって、しっとりサクリ軽くソフトな食感。
 
魚介にも近いようなシャープな香りと、脂身はやっぱり豚特有の甘みがありました。
 
メニュー的には「赤カラシナ、青カラシナ、グリーンマスタード、スイスチャード、ルッコラ、赤ジクミズナ、青ジクミズナ」と記載がありましたが、全部入っているとは限らないのかもしれません。
 
青みの強い、苦み、アク、それぞれの味がギシギシと主張。
噛んで出てくる水分が、カレーのルーを上回るような味の濃さなのですよ。
 
とはいえルーが弱いわけでは決してありません。
 
今回は焼きの入った玉ねぎと生姜の旨み、香ばしさがビシッと効いていたように感じました。
甘みが少なくて、苦みに1歩踏み込むくらいの鋭く香ばしかったのですよね。
伊場さんは日によって使うフルーツの種類をガラッと替えられるのですが、それは今回は分からず(^^;)季節的にはまた前回に続き柑橘を使われたのかな?
 
後日伊場カレーさんのブログに書かれていた内容をみると「季節の野菜(根菜を中心)の旨味をふんだんにルウに閉じ込め」たというところだけ明かされていました。
 
吉田さんの豚。
こうしていただくと吉田さんのトッピングはそれ自体しっかり味が付いているのが分かります。
 
甘く味付けされた豚をちびちびとカットしながらカレーと一緒に頬張ると、カレーに変化を出せるのですよね。
 
キーマも同じく。
さらりとしたルーにサラサラと紛らせながらいただきました。
 
伊場さん調理のお肉は、味付けは最低限、火入れも最小限。
直前に炙って肉の味わいと歯応えを活性化させて提供するようなスタイルなのですよね。
今回、吉田さんのトッピングと同時にいただくことでその魅力を改めて感じることができました。
 
今回も「良さ」があらゆる方面に突き抜けた1杯でした。
1杯で十分満足感はあるのですが、何度も何度も食べたくなる。
欲を言えば、毎日食べたいような、伊場さんのカレーはそんなカレーなのですよね。
 
次回の予定はないようで、もう鹿児島まで食べに行くしか道はないのかもしれません。
いや、でも僕は行くでしょうね。いや、行きます!
 
2回連続で来ていただいてしまったので、次こそはこちらから出向いて鹿児島食材を堪能させていただきたいと思います。
東京営業お疲れさまでした!またよろしくお願いいたします。

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