続いて小田保さんへ。
出勤時間が早まって以来このコースは控えていましたが、ササッと移動すればイケそうなことがこの日判明しました。
ホワイトボードを見ると、比較的定番系が並んでいる印象。
前回訪問からちょっと空いてしまった間に色々気になるメニューが出ていたようなので、お店のお兄さんとその話も。
お兄さんが意欲的なのか、小田保さんは今の態勢になってからメニューに"攻め"が感じられるのですよね。
イサキバター(800円)。
「うん、美味しそう!」とお兄さん。
皿出しの際に添えてくださるひと言と、プンとくるバターの香りで正解を確信しながら割り箸を割ります。
いさきというと最初の注目ポイントは皮目。
ザラリとした表面と厚みが魅力的。
大きな魚体が想像される身は脂乗りもなかなかで、皮目は内側からカリカリに仕上がっています。
しっかりめの焼き。
いさきは水分の多い魚かと思いますが、ギュッと引き締まって風味が濃縮しているような味わいでした。
バターもしっかり火が入って、香りが十二分に花開いています。
小田保さんのバター焼き系は"ド定番"と感じるものと、"面白い"と感じるものとあるように思いますが、
こちらは完全にド定番。
いさきの香りと小田保さんのバター焼きの良さがストレートに出ている1皿でした。
ごちそうさまでした!