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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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尾久の「なんどり」でベジ・ミールス、ワダ。

前日はイタリアンのコースに夜はハンバーグまで食べたので、この日はさっぱりと野菜中心にしようと決めていました。(と言いつつ朝はがっつりフライを選んでる)
 
そんなわけで思いついたのがベジ・ミールス、ざっくり言うと「インド料理の野菜だけの定食」ですね。
気になっていた初訪問のお店へ。
 
なんどり。
都電荒川線の荒川遊園地前が最寄り駅、都電の線路沿いにあってのどかな立地でした。
JRも、尾久駅が比較的近かったと思います。
 
ちょっと入るのに勇気のいる外観ですが、いざ勇気を出して入ってみたら中もこういう空気感でした(笑)。
 
ベジ・ミールス(1500円)。
 
日本人のセンスではないなあ、という雰囲気なのですけど、実は日本人のご主人がおひとりで営業されていました(お話の感じだと奥様が手伝われることもあるよう)。
何でも会社員時代にインド料理の食べ歩きにハマり、好きが高じて調理もするようになり、ついには会社を辞めてお店を出してしまったそう。
 
内容はサンバルカレー、ラッサムスープ、今週のカレー、パチャティ、ポリヤルなどの炒め物、南インド米のライス、パパド、チャトニ。
 
Twitterで発表される「今週のカレー」はズッキーニのクルマでした。
 
サンバル。
カレーリーフ、マスタードシードの香りの他に、パプリカ(野菜)がかなり印象的。
 
ズッキーニのクルマ。
ココナッツやナッツを使ったマイルドな味わいと、スパイスと両A面。
 
ラッサムスープ。
今まで食べたことのあるものに比べると、酸味がかなり抑えめでニンニクと塩、胡椒でビシッと決めたラッサムだったように思います。
 
おかずはニンジン、モロッコいんげん、キャベツ。
 
ライスは少なめでお願いしています。
ハラハラと軽い炊き上がり。
 
パチャティ(ヨーグルト)とチャトニ。
 
この辺りは箸休め的にいただくべきか、カレーやおかずと混ぜながらいただくべきか。
経験が浅いのでよく分からず、日本人らしく順番にちびちびつまむようにしていただきました。
 
ワダ(500円)。
お店の名物、と銘打ってありました。
 
豆で作るドーナツ、お店で石臼で挽くところから始めているそうです。
 
ぷっくりよく膨らんだ形状がかわいらしいドーナツ。
 
香りは特殊なところはなく、食欲をそそるドーナツの香り。
 
割ってみると、思ったよりドライでモソモソしています。
パサついているのか?と試しに食べると・・・おお!
 
お豆自体の水分なのか油分なのか、思いもよらなかったしっとりなめらかな食感。
変な甘みが付いているドーナツとは全く違って、素朴な中にお豆の香りが印象的に漂うやさしさの鮮烈な1品でした。
これは追加して正解。
 
インド料理に詳しい方々の間でも絶賛されることの多いこちらのお店。
確かに個人的に経験の多いダバ系のお店とは誤差の範囲以上に異なる点が多々あって面白かったです。
 
南インド料理はサラッとして、スパイスと塩気がガツンと効いているので夏場に持って来いなイメージ。
週を追って暑さが増してきた今日この頃、定期的にミールスも選択肢に入れていくのもよさそうと思った昼下がりでした。
 
ご主人もとても素敵な方で、インド料理への愛も強く感じる、個人的にとても好みのタイプのお店でした。
夜メニューも面白そうなので、複数人で色々注文するのも楽しそうです。

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