この日は某フルーツのパフェをいただきたくて、浅草のフルーツパーラー・ゴトーさんへ。
最近は「食べたい果物」があるときはその果物を買ってしまうことが多いのですが、今回はなかなかそういうわけにいかない果物をパフェでいただけるということで目指してやってまいりました。
余裕を持って開店前に着くつもりが、築地の某喫茶店でのんびりしすぎてしまったため、開店時間をちょうど回った頃に到着。
店内満席、3組くらい前でお待ちでしたが、さほど待たずに案内していただけました。
そして目当てのパフェを注文。
宮崎県産完熟マンゴー『太陽のタマゴ』のパフェ(3000円)。
7月に入ると贈答用で使われ価格が高騰するため、パフェで出せる価格帯は6月中のみなのだそう。
ひとりで丸々1個買うのは気が引けるフルーツなので、こうして1人前を3000円くらいでいただけるチャンスを作ってくださるのはありがたい限りです。
『太陽のタマゴ』はメニューの説明によると、
「宮崎完熟マンゴーの中でも糖度15℃以上、1個当たり350g以上のもの」
なのだそう。
「糖度」の表記って、果物によって上下がある気がして数字だけ見てもピンと来ないのですよね。
百聞は一食に如かず、食べて感じて判断しましょう。
下からカットマンゴー、ミルクアイス、マンゴーのアイス。
そして上には花のように盛り付けられたカットマンゴーと生クリーム。
最後にアイスだけにしたくないので、計画的に"花びら"を摘んでいく必要があります。
花占いのようにひとつひとつ数えながら。
では、いただきます!
面積の狭いカットになるマンゴーの上端と下端に当たる部位は、水分が抜けてきめ細かく詰まった質感。
しっとりしてなめらかに口どけます。
中心に近づくにつれ面積は広くなって、水分量もご覧の通り明らかにジューシーに。
ただ、意外とこの辺りの方が繊維質が強くなるように思いました。
とはいえ、食感も質感も水分量も、すっかり頭を離れてしまうくらい爆発的に甘いです。
香りもしっかりありますが、バランス的に甘みが突出している印象。
マンゴーらしい風味を味わうには他のマンゴーでもいいかと思いますが、この糖度には食べてみるだけの価値がありそうです。
自家製マンゴーのアイスも『太陽のタマゴ』使用とのこと。
やはり甘みの印象に比べると香りは「普通にしっかり」という程度なので、アイスにすると収まりのいい仕上がりになっていました。
ちょっとネチッとした食感、ほどよい酸味がいいですね。
底に入っているダイスカットのマンゴーも、トップのマンゴーに比べると大分味が薄く感じられてしまいました。
とにかくトップのマンゴーのインパクトがすごかったです。
これは確かに「選別」されているブランドであることがよく分かるマンゴーでした。
ただもちろん「甘さ」が全てではないので、これ以外のマンゴーがダメという気はしないかも。
冷やしすぎない方が良さそう、というのも勉強になりました。
ずっと前に親戚にもらって食べた記憶があるのですが、よく覚えていなかったので今回味わっていただく機会を作れて大満足でした。
ごちそうさまでした。