この日は久しぶりに場外のもんぜき通り沿い「きつねや」さんへ。
少し前から「きつねやの前を通るときの"におい"が強烈になっている」と一部で話題になっていたのですよね。
でもつい最近になって「少しマイルドに戻ったかも」という噂が。
どれどれ…と近寄ってみると、うん!確かに一時とは全く違っていますね。
仕入れを変えているのではないかと推察されるくらいの変化です。
でもあくまでも「一時に比べると」のレベルなので、訪問をお考えのみなさまにおかれましてはくれぐれも油断なきようお願いしたい思います。
ホルモン煮(650円)、ごはん(軽め)(200円)。
きつねやさんはホルモン煮の単品注文は不可で、
「ごはん代は払うのでホルモン煮だけもらえませんか?」
とお願いしましたが、
「そういうのはやっていないのでごめんなさい」
と本当に申し訳なさそうに断られてしまいました。
というわけでこちらの"軽めごはん"で手打ち。
濃いめの味噌と合わせると、ネギが抜群に美味しく感じられます。
生のネギを乗せてあるのは良い判断。
具はギッシリたっぷり、牛ホルモンとコンニャク。
八丁味噌ベースだというこってり味噌はいわゆる「甘辛」ですが、「辛」寄りだったと思います。
コンニャクが、嵩増し要員ではなく、ひとつのホルモンであるかのように存在感のある食感。
ごそごそ探して食べたくなるくらい魅力的でした。
国産牛を使っているというホルモンは、部位が豊富で食感・味わいも様々。
写真のたっぷりの脂も、コクがあって良い味でした。
食べていても結構においを感じますが、ホルモン自体からというよりは注ぎ足しされているという煮汁の方が強いのではないかという気がしました。
やっぱりごはんに合う味付けになっていますね。
ビールで楽しまれている方も多いですが、個人的にはごはん向きだと思います。
これに関しては憶測の域を出ませんけどね!
土曜は常に行列が伸びているイメージですが、平日ならタイミングによっては並ばずに食べられたりすると思います。
よく「苦手な人にこそ食べてほしい!」みたいなすすめ方がありますが、これに関しては、
「ホルモンを苦手な人はゼッタイ無理!好きな人でさえ『これは苦手』という人がいそう」
という紹介の仕方が適切なように思います。
ここまで散々な言いようですが、それでも行列の名店。
多くの人の心を捉える魅力があるのは誰も否定できない事実ですから、「イケるかも?」と思った方はぜひ挑戦してみてくさいください。