門仲を離れようかと移動を始めたところ、近くに2017年3月にできたばかりの新しいジェラート専門店があるということで、覗いてみることに。
開店時間の11時半ぴったりくらいにお店に着きましたが、既に店内で3組のご家族らがジェラートをお召し上がりだったので少し早めに開けていたのかもしれません。
リッコ・ジェラート。
宮古島ある本店は、宮古島の食材にこだわったジェラート専門店。
さすがにそっくりそのまま再現することはできなかったようで、牛乳は木次の低温殺菌乳、卵は三重県伊賀市の平飼い卵を使用されているそう。
「東京出店にあたって全国に素晴らしい生産者がたくさんいることを知ることができた」
と公式サイトに綴られていて、宮古島にこだわることより「美味しいジェラートを提供する」というところを大前提にしたということと解釈しました。
個人的には「島」の酪農に興味があったので牛乳は残念にも感じましたが、ビジネス的に考えればここを切れたのは英断だと思います。
ダブルカップ(450円)にピスタチオ入りで+100円。
同じ都内でいうと3種盛りの価格は、祐天寺のアクオリーナさんが630円、阿佐ヶ谷のシンチェリータさんが540円だったので、
こちらの500円はリーズナブルと言えそう。
追加料金のプレミアムなフレーバー・ピスタチオは、ピスタチオの実入り。
最上級といわれるシチリア・ブロンテ産のピスタチオ使用だそう。
ローストは浅い感じで、ちょっとレアでフルーティーな香りが残っています。
その分香りは引き出せていなくてちょっと弱く感じられますが、実が入ることで補っているとも思えます。
正攻法ではなくてちょっとタイミングを外された感はありましたが、面白い仕上がりでした。
せっかくなのでもうひとつは、宮古島産の「バナナ」に。
公式サイトのメニュー紹介を見ると「島のバナナ」という表記になっていますが、いわゆる「島バナナ」とは違うのでしょうか。
味わいとしては、結構単調な甘みなので「島バナナ」ではなさそうな気がしました。
どちらも温度管理の問題か、ジェラート自体の質なのか口どけや味わいに濃厚さが物足りなかったように思います。
それは今後設備の使い方に慣れながら改良が進んで良くなってくるかもしれないので、期待して待ちたいと思います。
フレーバーはやはり南系の独特なものが並んでいたので、またお店の前を通る際には挑戦してみたいと思います。