9月6日(水)、今月も寿司大さんへ。
水曜営業日であることに加え、雨降りの、冷え込んだ朝だったのでお客さんの出足はまばら。
こんな日もあるのですねえ。
5時に開店。
1番奥にお席をいただきます。
このところ睡眠時間を削る用事が多かったので並んでいる間はウトウトしていたのですけど、お店に入れば目が覚めました。
まずはツマミから、ひと通りオススメを伺います。
冷えていたので焼き物系も惹かれましたが、決めてきたものがあったので初志貫徹。
お願いしたのは…
さんま巻き。
大葉とネギの白いところを入れて。
この翌日から天候等の影響で築地にさんまが入らなくなったそうなので、ギリギリセーフでしたね。
さん巻きが6巻きで18巻き!
にはなりませんが魅力的なビジュアル。
脂乗りはほどほどですが、さんまの早い時期のピュアな香りを感じます。
海苔や大葉との組み合わせもいいですね。
1度海苔がクニッと抗って、さんまはプヨンとゆるい食感。
とても気に入りました。
全員にサービスで付く玉子焼き。
熱々。
こちらもサービスで付くアラ汁。
真鯛のアラの大きなのが入っていました。
熱々。
生いくら。
新物が出始めたこちらから。
小粒で皮が薄くやわらかいのが特徴ですね。
ぽくぽくぽくっと軽く弾けて、とろりと脂が流れ出ます。
うむ、いい味。
鰤。
早くも登場、今回は北海道産でした。
見た感じ、お腹側のいいところを握っていただけたようです。
旬のどろりとした濃厚なソレともまた違う、さらりとした脂。
ざっくりと歯切れのいい身質で、この時期らしい鰤だったかと思います。
戻り鰹。
血合いの部分だったよう、初めていただくと思います。
脂は感じませんが、酸味と旨みが強いパンチのある味。
ちゅるっと軽い食感も独特で、面白い1品でした。
最後に鰯。
鰯の旬というと「入梅イワシ」と言われるように梅雨、せいぜい夏までというイメージですが、今年はシーズン終盤にピークを合わせてきたような仕上がり。
魚の脂というのも魚種によって個性がありますが、鰯の脂はとても口当たりがいいですよね。
「DHAやEPAが豊富」などというのは有名かもしれませんが、いわゆる"多価不飽和脂肪酸"といわれるこれらが豊富だと融点が低くなるのだそうで。
口に入るや否や液体化しているということなのでしょうね。
というわけで、今月もとても満足できました。
特にさんま巻きが印象的で、それだけでもここ数回で1番の満足度になったと言えるかもしれません。
またたまにはどなたかと一緒に入って、ゆっくりお話しながらいただきたいなどとも思いつつ、
ごちそうさまでした!