10月20日(金)、一夜明けて雨降りの中築地へ。
最近訪問のペースが上がっている八千代さんの暖簾をくぐります。
入口付近の席に座ろうとしたところ「そっちは寒いから」と厨房側へ招いていただきました。
お心遣いに感謝です。
さてさて注文は…と。
季節のアレと定番のアレを盛り合わせしてもらうことにしました。
カキ・ホタテフライ(1500円)。
カキが3つ、ホタテは1つを2分割。
築地だとどうしても小田保さんの存在があるのでクローズアップされにくいですが、一般的な感覚で言うと「大サイズ」の牡蠣です。
しかもまだまだ序盤ですからね。
揚げ色はたぬき色。
しっかり火が入って締まっていましたが、ジュワーッとエキスが流れ出すジューシーな牡蠣でした。
味付けの塩気が濃いめで、潮気と引き立て合っています。
流行り言葉で言うなら「アウフヘーベン」です。
ホタテフライ。
地味ですがファンの多い珠玉の1品。
他メニューを注文したお客さんが「ホタテ1つ付けて」と付け加える様子もよく見かけます。
中心から外側へ向いたエネルギーを感じる食感、中まで火が入って甘みが強く出ています。
下味のコショウが結構スパイシー。
どちらも安定の仕上がり、パンチの強い味わいを堪能できました。
前回も同じ言葉で〆ましたが、そろそろ唐揚げもいただきたいところです。