lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「寿司大」でお好み60。

12月1日(土)、先月29日あたりの東京は最高気温19度とかで甘く見ていましたが、2日続けての大暴落で最高気温10度まで下がったこの日。
 
まだまだ冬が始まったばかりにもかかわらず、フル装備の80%くらいの態勢を整えて寿司大さんへ。
 
開店を前にお店の方より手提げ袋を渡されて「上着を入れてもらうシステムになりました」とのことで、寒さのピークで身ぐるみを剥がされる暴挙に「鬼ー!人でなしー!」と心の中で唱えながら外面は満面の笑みで入店。
 
今回はスタートから玉子が登場。
 
このように1かたまりで出ることと、2切れにカットされて出ることとありますが、このところ1かたまりのことが続いている気がします。
特別どちらが好みということもありませんが、久しぶりにカットされたのもいただき
たくなりますね。
 
アラ汁。
今回はここまでがとてもテンポよく登場。
 
受け入れ態勢ができていなかったのであたふたしました。
 
この鰤が美味し。
 
注文は焼き物からお願いしましたが、時間がかかりそうなので先に握りを始めていただきます。
パッと出せる料理がメイン、というのはお寿司ならではですねえ。

鰆。
今回は「皮目の付いたの」とお願いしたので、特に皮目の広いところをいただけたかもしれません。

香ばしさと滴り落ちそうなほどの脂と。

脂はまだピーク前かもしれませんが、満足度は十二分な1貫でした。
 
そして焼き物の鰤かま。
脂の焼けた色、照り。
 
言うなればセルフサービスで照り焼きになってしまったような仕上がりです。
 
以前より随分ボリュームが増したようにも思われますが、仕入れ次第なのでしょうか?
 
かなりの身厚です。
 
旬の鰤らしい、ソースのように重みのある脂を全体に絡めながらいただきます。
 
それほど数は出ないと思われますが、冬の寒い朝に耐えた者の特権としていただく価値のある1品でした。

握りに戻って次は鯖を。

「どこの鯖ですか?」
Yくん「八戸!かな?」
店長「イシカワ」
Yくん「ごめん!イチカワ!」
店長「イシカワ」
Yくん「イシカワ!」

血合いが鮮やか。
 
皮下の脂の層が目を引きますが、印象に残るのはさっぱりした身の味わい。
 
「久しぶりに車海老もあるよ!」とのことでしたので、ボイルで注文。

しっかり火が入っていますが、内から外へベクトルの向いた力学が働く弾力。
 
塩、醤油、マヨと並べたてられて…あまりイメージのなかった醤油をチョイス。
 
甘みが強くて食べやすい海老でした。
 
続いては季節を意識して鰹。
ここ数年「初鰹が続くと思ったら戻り鰹が出ずに終了」といったシーズンが多かったのですが、これは期待のできるビジュアル。

この辺りは舌に艶かしい霜降り、中トロよりの大トロといったところ。

この辺りは蛇腹。
初鰹より2オクターブくらい高い脂乗りで、その中でさらに3段階くらい差の付いた部位が口の中で心地よい和音のハーモニー。

これはいい鰹でした。
 
最後は食べ応えのあるもの、さっぱりしたもの、ああでもないこうでもないと検討を重ねて、最後はオススメされたサヨリに決定。

 
若いヒラメと、鰯の特徴をところどころ組み合わせたような個性的な食感、香り。
それほど積極的に注文するネタではないのですが、たまにいただくとなかなかに強めの印象を残してくれるお魚ですね。
オススメに感謝です。
 
ということで今月も"無事に"堪能することができました。
ごちそうさまでした!

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