この日は久しぶりに茗荷谷の一幸庵さんでもお菓子を買ってありました。
2ヶ月ほど間を空けてしまいましたが、すっかり秋のお菓子から冬のお菓子に移り変わっていましたね。
結構お菓子が売り切れだったので2つだけ購入していこうかと思いましたが、幸運にもあとから来たお客さんが取り置き分をキャンセルされたのですかさず追加してこの3品になりました。
ちょっと冬っぽい色合い。
冬枯れ(380円)。
そば軽羹とつぶあんの2層になったお菓子の上に練りきりを乗せてあります。
そば軽羹とつぶあんの2層になったお菓子の上に練りきりを乗せてあります。
軽く、それでいて弾力のある口当たり、そしてコシのある歯応え。
食べ慣れた軽羹から1ランク上がった繊細で力強い生地でした。
ぷちっと皮の弾けるつぶあんも軽羹生地の食感に馴染んでいます。
練りきりは雪を表現しているのだとか。
冬木立(380円)。
薯蕷饅頭、中はこしあん。
柚子の香りを付けた生地、とのご説明でしたが、柚子の香りはこの皮を仕込んであるだけかな?
苦みが効いた柚子が、冬至の香り。
さらっとしたこしあんに香りがよく乗るのですよね。
討入り(380円)。
そば薯蕷、中はつぶあん。
ムチッと張りのある生地。
紋様は陣太鼓。
12月14日に仇討ちを実行したとされる赤穂浪士にちなんだものだそう。
その日に「茶会が開かれる」ことを聞きつけて、吉良上野介が邸宅にいると確信し決めたのだとか。
お菓子にしていただく、というところにも何か因縁を感じますね。
この日はきになるお菓子が売り切れていて残念だったりもしたので、また復讐の機会を窺いたいと思います。