続いて厚生会館の魚四季さんへ。
以前早めに行ったらまだ開いていなかった覚えがあるのですが、6時半前の訪問だった今回は既にオープンしていました。
お店の前のメニューで注文を決めて入店。
この日はもともと魚四季さんの冬の定番「さばの味噌煮」を狙っていましたが、メニューを拝見したら気になっていた希少メニューがあったのでそちらにシフト。
そういえば前回もこんな調子でしたし、「また次回」を繰り返しながら「さば味噌」の季節が終わってしまいそうな気がしてきました。
尾長鯛カブト煮(1450円)。
これ写真では伝わらないと思うんですけど、凄まじいボリュームです。
ご一緒いただいた方にも"大笑い"されました。
こちらのお店の煮魚は、定食でも1000円前後の値付け。
一方なぜかこちらの尾長鯛は「単品料理」の欄にしか記載がなく、しかも価格がやや上の設定だったのでさぞ「高級魚」でいらっしゃるのだろうと想像していましたが、
サイズでしたか(笑)。
尾長鯛は「浜鯛」とも呼ばれますが、一説には「ハバ(=幅)鯛」からきていて、「大きい鯛」を意味するのだとか。
はい、もう覚えました分かりやすいことこの上ない。
正直「ひと言ほしかった」レベルですが、「かなり大きいですよ」くらい言われていたとしてもむしろ喜んで「大丈夫です」と注文したであろうことは言うまでもありません。
魚四季さんの煮魚はメニューによって胡椒が効いていたり、生姜が効いていたりした印象がありますが、今回はシンプルに甘めだなあという感想。
生姜くらい効いていたかもしれませんが、もう大きさに圧倒されてそこまで意識がいっていなかったかもしれません。
身がたっぷり付いているのはもちろん、厚みのある皮目や、デロッデロのコラーゲン質もモリモリ盛りだくさん。
かなり脂も乗っていましたが、キューッと締まりのある身の旨みや香りの強さが印象に残りました。
いやいや、ちょっと驚きましたが大々満足でした。
自宅にある鍋では足りなさそうなサイズだったので、こういうのがいただけるお店というのはありがたいですね。
この手の煮魚をいただきたくなったら真っ先に頭に浮かぶお店になりそうです。
ただ、「大きすぎる」というただその一点をもってして、他人には勧めにくいです(笑)。