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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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両国の「かぶきまぐろ」でマカジキ鍋、あぶらぼうず煮付け、メカジキ血合い握り他。

1月7日(日)、新年会ということで仕事帰りに両国へ。
 
お久しぶりのかぶきまぐろさんです。
 
お料理は特に決めていなかったようですが、流れでコースに。
 
遅れていく予定でしたが(?)、何とか間に合ってしまいました。
 
定番のたらチップス。

いつも何と形容すればよいやら、と思っていましたが、「蒲焼のアレ」という表現を聞いて膝を打ちました。
 
しじみ汁。
身体の芯から温まって、食道から消化器官にかけての界隈が目覚めるのを感じます。
 
雷こんにゃく、芋サラダ、いかの塩辛。
 
雷こんにゃくは、ピリ辛のこんにゃく炒め。
炒めるときの音だとか、ピリリとした味付けだとかが名前の由来のようです。
こんにゃくは強めの歯応え。
 
芋サラダは、大葉の香りと酸味が印象的な味付けで爽やか。
 
塩辛は、何の気なしに口に入れたら、まずクリームソースのようにまろやかな肝。
続いて歯の入ったところから、深く染み入った塩気と、いか自体の甘みと旨み。
常連さんによると、いか選びからこだわり抜いているんだそうな。
塩辛目的で訪問したくなるくらい美味しかったです。
 
煮こごり。
 
牡蠣の甘酢。
大根おろしと、すごく柚子の香り。
 
この辺りは軽めに、とんとん進みます。
 
握りはメカジキの血合いと太刀魚。
 
メカジキ血合い。
見た目はほとんど赤身肉で、食感もややクニクニと嚙み切りにくい感じ。
血合いですがそういう香りはなく、「肉寄りのメカジキ」といった風なハッキリとした強さの旨みが印象的でした。
 
ちょんと効いた辛子で甘みが立ちます。
 
太刀魚。
炙りを強めに入れた皮目が香ばしく、比較的ドライに舌に当たったところへ紅葉おろしが飴と鞭。
 
対戦相手が悪くてちょっと気の毒でしたね。
 
刺し盛り。
 
1番手前の段は左から、黒むつ、ヤガラ、めばる。
中段は、鰆、まぐろ、のどぐろ。
奥が、メカジキ、太刀魚、シマアジ。
 
河岸頭さん、かぶきまぐろさん、といったら花形はやっぱりこれですね。
 
よく脂が乗っていたのはメカジキとのどぐろ。
 
メカジキは旨みがシャープ。
 
のどぐろは甘いコクのある脂。
 
それぞれ個性が強く出ていました。
 
かぶきまぐろさんでは定番のようですが、個人的に珍しかったのはヤガラ。
想像したより淡白でしたが、味気ないわけではなく素朴な白身の旨み。
 
モノが良さそうだったのはシマアジ。
ジャキジャキ歯応えのある魚のイメージでしたが、少し寝かせてあるからかネットリと柔らかな舌触りでした。
 
メインはお鍋。
たっぷりのマカジキの他、キャベツ、もやし、しめじ、にんじん。
 
マカジキは筋張ったところですが、弾力のあるトロというイメージ。
 
スープは味噌仕立てで、生姜も効いていたと思います。
そこへマカジキの出汁に加え、キャベツの甘みもいい仕事してますね。
 
マグロとかメカジキはこういう食べ方をきたことがありましたが、マカジキは初体験でした。
 
脂がしっかりあっても比較的軽い味わいで、パクパク食べてしまいました。
 
「あと焼き物がきます」と言われていましたが、白貝の酒蒸しが出てきました。
 
殻に溜まったスープをこぼさないように身をいただいて、後でぐびっと。
 
そして「焼き物は煮物になりました」とのことで、登場したのはあぶらぼうずの煮付け。
 
これで3人前なのですが、すさまじい大きさでした。
 
個人的に食べるのは2度目かな?
 
分類的にギンダラ科に属することもあってか、銀ダラに似ていると評されることもありますが、個人的には全然違う印象(笑)。
脂が乗っている割に、メカジキなんかにも近いような、身自体の旨みがしっかり幅を利かせているんですね。

サイズ感もあって皮目の厚みもとんでもないものに。
コラーゲン質は熱いうちにいただくとより美味しく感じられました。
 
「あと焼き物がきます」と言われてから早3品目ということになりますが、これで正真正銘ラストの1皿はかき揚げ。
桜海老とごぼうとのことでした。

というわけで久しぶりのかぶきまぐろさんでしたが、ハイライトというべき鮮烈な印象を残してくれるお皿ばかりでした。

特筆したいのはやっぱりお刺身。
また今年はちょこちょこ機会をみつけて伺えたらと思います。

そして何よりこの日は楽しい会にお誘いいただきありがとうございました!
ただただ圧倒されて端っこでヘラヘラ笑っているだけの僕でよければまたお誘いください。

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