1月12日(金)、新年2回目の週末に突入する築地へ。
年末年始、新年会、忘年会の食べ疲れで築地のお客さんは引き潮気味。
それに加えて魚はないやら、野菜が高騰してるやら…踏まれて蹴られて泣いてる面を蜂に刺されたような事態だそうですねえ。
何やら厨房から「パチパチパチパチッ」と大きな音が聞こえてきたので、揚げ物かな?と予想。
Jさんが厨房を覗いて戻ってきて「すぐできるからね」とのこと。
まずは小付け2品。
菜の花は軸の太めのものを、やわらかく、かといってグズることのない絶妙なボイル仕上げ。
辛子が強めに効いているのが米花さん流ですね。
こちらは今シーズンの定番、鶏すき焼き風。
メインの鶏肉ももちろん魅力ですが、クタッとなる一歩手前まで火が入って甘くなった玉ねぎと、底にギッシリ詰まった春雨がまた主役を食っているのですよね。
何でも春雨はすぐそばのお店で買っているんだそうな。
今度試してみようかと…。
鰤の鍋しぎ。
揚げ物ではありませんでしたが、僕の気持ちはアガりましたよ!
鍋しぎは、鍋やフライパンで間接焼きにしたあと醤油ダレを入れて絡めて仕上げる調理。
一般的には茄子を使うことが多いようです。
年末には、鰤は塩焼きで出ていましたね。
米花さんは、こういう風に変化を付けてくださるのがありがたいですねえ。
鰤はかなり厚いカット。
実山椒がゴロゴロ入って、タレに香るやら、直接食べて香るやら。
スーッと頭に抜ける爽快な香り。
今年に入って氷見の寒ブリ宣言が出ましたし、漁獲自体は悪くないのでしょうか。
ちょっと調べてみると、ここ数年の鰤の漁獲量自体は"過去最高水準"になっているそうですね。
北海道で獲れ始めたりしたからでしょうか。
そして、漁獲量と関係のないところで価格が右肩上がりになってしまって困っているのですねえ。
獲れているのであれば、ちょっと高くても進んで食べましょうという話ということでよろしいでしょうか。
そういうことえあればお任せください(笑)。