去年から徐々に和菓子も"お勉強"しようと思っているところですが、今のところほぼ茗荷谷の一幸庵さんに絞ってしまっていて、他のお店も気になっておりました。
というわけでこの日はランチの後に神田で紅茶を買うついでに和菓子屋さんへ寄り道することに。
やってきたのは神保町の「御菓子処さゝま」さん。
駿河台下の交差点のそばで、斜め向かいには「ラムミートテンダー」さんがあります。
スタートはパン店で、現在の和菓子専門店は昭和6年オープンとのこと。
老舗ながら月イチでHPを更新されていて、季節のお菓子の説明もあって好感がもてます。
通年のお菓子を1つと、季節のお菓子を2つ。
全体的に落ち着いた色合いが多いのかな。
松葉最中。
薄い生地の中で、内と外にメリハリのある食感。
名物のひとつ、通年のお菓子で生菓子ではないのでお持たせにも人気のよう。
薄い生地の中で、内と外にメリハリのある食感。
隙間なくぎっしり詰められたこしあんは甘さがしっかりして重みを感じますが、この最中にはこれがベストだと感じる一体感、バランスの良さ。
梅が枝。
練りきりは重厚な質感、餡までたどり着くとサラッとする、ここにもメリハリ。
市田柿を混ぜ込んだ練りきり。
中は粒あん。
練りきりは重厚な質感、餡までたどり着くとサラッとする、ここにもメリハリ。
山里。
プツッと生地を断ち切った後なのでこしあんはとても軽く感じられます。
これが餡の甘さだと、力のこもった魅力を感じることができました。
また伺います。
よもぎの求肥に、中はこしあん。
求肥はサクッと少し繊維質。
プツッと生地を断ち切った後なのでこしあんはとても軽く感じられます。
というわけでどれも美味しくいただけました。
一幸庵さんと比べると餡に重みと甘みがあって、力強く均整のとれた味わい。
甘さ一辺倒ではなく、かといって「甘さ控えめ」と謳う軟弱で軽薄な紛い物とも違う。
これが餡の甘さだと、力のこもった魅力を感じることができました。
また伺います。