続いて高はしさんへ。
ちょっと色々あって遅れてしまったので、バタバタ入店して、バタバタ注文。
この週から始まった"香ばしい"メニューがやはり人気のようで、カウンターにズラリと並びました。
これは僕も注文しないと悶絶モノなので、乗っかることにします。
時鮭(シモ)(1500円)。
カマ、身と合わせて3つの部位がありますが、脂は控えめながら最もリーズナブルでボリュームがあるのがシモの特徴。
尾の先と、その1歩手前の身の部位。
大根おろしは冬の甘み、ライムは逆に甘さはありませんが鋭い酸味と強めの苦み。
こちらの1切れはまあまあしっかり脂が乗って、皮目がカリッカリ。
腹側だけでなく背側も大差なく脂があります。
尾の先の方はご覧の鮮やかなオレンジ。
香りの濃縮感からして、水分が抜けた仕上がりを想像してしまいますが、意外に瑞々しい質感。
時鮭というと、本来秋に揚がるシロサケが初夏前後に揚がったもの。
産卵期を外れるので一段と脂が乗っているのが魅力で、季節外れ=時知らずというところから名前が付いているのは有名ですが、
この時期に時鮭さんとは輪をかけて時知らずですね!と。
申し上げたいわけですが、3代目によると、移転の兼ね合いもあって新たにした仲卸の鮭屋さんがかなりの鮭オタクっぷりで信頼できる業者さんとのこと。
実際僕はお話したわけでも、お会いさえしていないわけですが、「信頼できる」という部分に関しては胸を張って肯定できる時鮭っぷりでした。
注文時は、次はカマか身かな?と考えていましたが、またシモもいいな!
ごちそうさまでした!