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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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新宿の「慈げん」でグレープフルーツに文旦にレミヨ(レモンミルクヨーグルト)のエスプーマ 文旦ピールin、キャラメルミルクナッツにパルミジャーノレッジャーノ。

この日は熊谷のかき氷の名店「慈げん」さんが新宿高島屋に催事出店中ということで寄ってみることに。
 
会場に到着すると大行列で「2時間半待ち」とのこと。
 
氷が融けてしまうのではないかと心配になるかき氷ラバーのみなさんの熱量に圧倒されつつ、負けじと最後尾へ。
 
行列対策で席数を増やしたそうで、待ち時間の最後は店内の席で過ごすことになったようなイメージ。
 
結局実際に2時間半くらい待って入店、かき氷が出てきたのはさらに30分ちょっと待ちました。

かき氷は1人2杯までとのこと。
 
1つは個人的好みでフルーツ系を、もう1つはネタっぽいのを注文しました。
 
グレープフルーツに文旦にレミヨ(レモンミルクヨーグルト)のエスプーマ 文旦ピールin(1280円)。
 
季節のフルーツとしての文旦と、お店らしいトリッキーさを備えたエスプーマ。
 
はじめましての1品として、我ながらいい注文ですね。
 
レミヨのエスプーマ。
これは食感も味も良く出来ていましたねえ。
 
ヨーグルトも実際に入っているのでしょうか?
生クリームだけだと食感も味もイマイチ上手いこと出なかったりするイメージでしたが、きめ細かく、それでいてしっかり空気の入った仕上がり。
やや甘めですが、酸味でさっぱりさせるバランスもばっちりでした。
 
苦みや渋みの主張の強いシロップ。
 
氷との相性のいい界隈の味ですが、ちょっと雑味が強いですかねえ。
 
蜜も自家製のようで優しい甘さでしたが、後がけの蜜ってどうしてもシロップが強いか蜜が強いかになってしまって、加減が難しいのですよねえ。
 
シロップで甘さも含めた味わいを調節してくださると嬉しいのですけど。
 
エスプーマを中心に考えると実にストライクな完成度のワシワシ進みます。
 
メニュー名に入っていた文旦ピールは、中ほどに2切れ。
 
分厚い皮がもっちりねっちり、重みのある歯触りと苦みの色付け、らしさが出ていていいですねえ。
 
物足りない部分もなくはなかったのですけど、ハッとする魅力を感じさせてくれる1品でした。
 
キャラメルミルクナッツにパルミジャーノレッジャーノ(1180円)。
平皿の盛り付けが特徴的。
 
ミルク氷にパルミジャーノ、ローストナッツにキャラメルソース。
添えてあるのは岩塩と胡椒。
 
パルミジャーノは水分と旨みが抜けきって、チーズのいいところが出ていなかったかと思います。
 
ナッツはくるみ、カシューナッツ、アーモンド。
 
どれもローストしすぎ、特にアーモンドはちょっとひどかったですねえ。
油が参加しているのか、味もちょっと…
 
キャラメルソースは細く絞ってあるのが面白かったです。
 
これくらいにすると、氷に勝ちすぎず良い風合いだったと思います。
 
チーズやアーモンドの状態って、真っ当な飲食店は細心の注意を払って扱うところかと思いますが、なんだかこのメニューに関してはやっつけ感があって残念でした。
 
催事だから、ということもあるのかもしれませんね。
 
催事だから、という意味では氷の状態は間違いなく本領発揮はできていなさそうでした。
 
この写真は、ゴソッと大きめの1口をすくったように見えるかもしれませんが、しっかりと氷が塊になってしまっているのですよね。
特にこの平皿の氷は融けて固まりやすいのでしょうね。
 
岩塩は思い切って多めにかけないと、はっきり分かるような変化はなかったかもしれません。
 
このメニューは催事だと特に難しいメニューのように感じました。
水分の問題で言えばチーズはペコリーノとかの方がまだいいのではないかなあ…。
 
エスプーマとフルーツ仕事が良さそうだったので、次はぜひ本店の方にトライしてみたくなりました。
 
慣れない催事会場で、さらにお客さんが殺到して色々あったようですが、日々システムを変えながら最終的にスムーズに営業されたそうで、その辺りにも名店の片鱗を感じさせてくれるお店でした。
 
また伺います。

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