サンバレーホテルさんに伺う際は、朝9時半の記帳から開店時間までどこで過ごすかというところが課題で、この日は都立大学の「トシ・オー・クー・デュ・パン」さんへ。
雨の中の往復でしたがまだ時間があったので、1つの選択肢として良さそうでした。
今までは「バゲット(180円)」ばかりを購入していて、11時頃に焼き上がるという「バゲット・トラディション(230円)」は見たこともない存在だったのですが、この日はようやく初対面。
10時半前の訪問でしたが、あれくらいの時間にはあるのですかねえ。
トラディションは伝統的な製法、長時間発酵とのことでよく膨らんでいました。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、並べてみるとトラディションの方は随分ずんぐりむっくりして見えます。
バゲットよりも焼き色は強め。
表面のハリに揺らぎがある感じに長時間発酵っぽさを感じます。
せっかくなので断面を。
左がトラディションですね。
当然ながら気泡は大きく膨らんで、クラムがぷるんと保水を感じる質感に。
バゲットの方は少し酸味を感じるのですけど、トラディションはそれがすっかり飛んで、小麦の香ばしさ、旨みと塩気が立って感じられました。
クラムとクラストのメリハリ、味のバランス、香り高さ、どれをとってもトラディションの方が1枚上手だと思いました。
ただ個人的には、人生でたった1度だけ行ったパリでいたく感動したバゲットの印象が「バゲット」の方に近いのでそちらがクセになっています。
ずるい言い方をしてしまえば、どっちも最高です。
とりあえずトラディションもいただけてよかったです。
ごちそうさまでした。