続いて高はしさんへ。
今やレアメニューとなってしまったかつての定番メニューが久しぶりに登場すると聞いて、楽しみに伺いました。
そのメニューというのは地きんめなのですけど…、
この日は煮付け、塩焼き、西京焼き、さらには魚汁まで選択肢がありました。
悩んでしまいそうなところでしたが、意外にもすんなり決めた1品は…、
銚子産地きんめ煮付け(2500円)。
僕の通い始めた5年くらい前は1500円とかだったと思いますから、1000円くらいは値上がりしていますね。
きんめはすっかり高級魚になってしまいましたねえ。
皮目は渋みのある色。
煮汁は気持ちいつもより澄んでいらっしゃいますかね。
よく見ると結構脂も浮いているのですけど、透明感があるということでしょうか。
分厚く、たっぷり付いた身は、ほとんどが脂やコラーゲン質豊潤な部位。
ちゅるんとした皮目も、脂を蓄えて甘い後味を残します。
ぺろんと皮目の剥がれたところから覗く身は、白んで輝く随分な脂乗りでしたが、結局食べ進めるとどこもこんな感じでした。
最近は高はしさんに限らずきんめを食べる機会はすっかり少なくなってしまっていますが、やっぱり香りがいいですねえ。
また出会えるのが待ち遠しいです。
次回も選択肢があったとしても、また煮付けを選んでしまう気がします。
ごちそう様でした!